食べること。
ケンタは、今日もご飯を残してしまいました。
お母さんからは「ケンタ、またご飯残して!まったくもう。」といわれました。
でもケンタは気にはしません。(だって、食べるのって時間かかるじゃん。面倒くさいよ)
そう思っていました。
小学校に行くと何よりも嫌な時間がありました。
国語ではありません。算数でもありません。
それは、給食の時間でした。ケンタの学校では、ご飯を残しても特になにも言われませんでした。
むしろ、お米を一粒残らず食べている人が
「うっわ残さず食ってる、みみっちい!」
などと馬鹿にされることまであったのです。
おかげで、いつも結局給食は作った分の三分の一ぐらいは食べ残しとして、ゴミになってしまうのです。
今日もケンタはいつもどうりすべてのご飯の時間で、ご飯を残して、寝る準備を始めました。
布団に入って目をつむったその時、「ぉ~ぃ 起きてよ」