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赤い着物の女

作者: KAZUAKI


★初めまして…、

私、たろっと占い師の 

《リンダ》と申します。

    

今から、お話するのは、

4年程前に、占い師仲間

の、ナタリーに聞いた、

お話でございます。  


札幌に、お住まいの方は

もしかしたら、この、 

ラブホテルに入った事が

あるかもしれませんね。


その、ラブホは…札幌の

はずれの、目立たない 

場所に長年…ひっそりと

建っておりました。  


さすがに古いだけあって

外観も、ボロボロなので

ございます。


おまけに、ホテルの回り

は、木々に覆われていて


いかにも、何か出そうな

雰囲気を、漂わせている

のでございます。


経営者の杉田は、悩んで

おりました(´`)ハァ


最近の、オシャレで、 

キレイな…ホテルに、 

おされて、自分とこの、

ホテルが、経営の危機に

陥っていたからでござい

ます(>。<)〃


改装しょうにも、お金が

無いのでございます。 


杉田は、親友の高橋氏に

相談致しました。


ご友人の高橋氏は…、 


《高橋》う〜ん(‐‐)

じゃあ…逆に、古いのを

利用して、幽霊が出る 

ホテルって、噂を流して

みたら、どうだ(⌒⌒)


《杉田》そんな事をして

これ以上、客が来なくな

ったら、どうすんだよ!


《高橋》バカだなぁ…!


最近の若い、カップルは

そうゆうのに、食いつく

んだよ!よく、心霊スポ

ットとかって聞くだろ!


★杉田は、思いきって、

駄目元で、やってみる事

にしたのでございます。


そして『あそこの、ラブ

ホは、赤い着物を着た女

の幽霊が出るらしいよ』


と…学生の、バイトを使

い、ありとあらゆる所で

噂を流させたのでござい

ます(>。<)/   


もちろん、そんな幽霊な

ど、出ないのでございま

すよ。


噂は、みるみる広まり、

杉田の、ラブホは幽霊見

たさの、カップルたちが


大勢、押しかけたのでご

ざいます。


杉田は…まさか、こんな

に客が入るとは、思って

いなかったので、びっく

りしながらも喜んでいま

した。        


半年程…過ぎた、ある日


部屋に入ったばかりの、

カップルが、青い顔で、

部屋から飛び出して来た

のでございます。   


話しを聞いてみると、

赤い着物の女性が、入口

のところに正座していて


『いらっしゃいませ』と

上目使いで、ニヤリと

笑ったのだそうです…。

   

別の日には、また同じ 

部屋に入った、カップル

の…特に女性の方が、青

い顔で帰って行ったので

ございます。     

   

どうやら、カップルが、

部屋から出て帰ろうとし

た時に、赤い着物の女が

   

『ありがとうございまし

た』と言って、カップル

の肩に手を乗せ、ニヤリ

と微笑んだらしいのでご

ざいます。  

   

ちなみに、その赤い着物

の女は、オカッパ頭の、

とても綺麗な幽霊なので

ございます。   

   

カップルの、男の方は、

肩に手を乗せられ、振り

向いた時に、怖いと思い

ながらも、あまりの美し

さに、ちょっと、ドキっ

としたみたいでございま

す(# ̄。 ̄#)゜。゜

   

そして、ある日の事…、

その部屋を掃除していた

清掃の、おばさまが、 

ギャー!(゜゜)〃〃 

   

と、悲鳴をあげながら、

もの凄い形相で、事務所

に居る杉田の元へ、走っ

て来たのでございます。

   

赤い着物を着た幽霊が出

たとゆうのでございます

   

清掃の、おばさまが、 

お部屋を清掃しています

と、頭の上から、何やら

音がしたと思い、ふと、

上を見上げてみると、 

   

天井に、赤い着物の女が

大の字になり、こちらを

見て、ニヤリと微笑んだ

とゆうのでございます。

   

それからも、そんな事が

続き…お客様達も、最初

は面白半分で来ていたも

のの、そのうち、あまり

の怖さに、誰一人来なく

なってしまったのでござ

います。   

   

言うまでもなく、その、

ラブホは、今では廃墟と

なってしまいました。 

   

杉田は半年間で、かなり

儲けたらしく、今では、

   

札幌の、ある場所に、 

小さいながらも家を建て

1階を喫茶店にしていま

した。        

   

出て行ってた妻も、戻っ

てきていました。 

   

昔から料理をするのが 

好きだった杉田は、細々

ながらも、常連客もつき

充実した毎日を、送って

いるのでございます。


廃墟となったホテルには

赤い着物を着た女が、 

     

その、気にいった部屋に

住みつき…      

     

《女》なんなのよ!  

呼ばれたから、わざわざ

出て来てあげたのに、 

     

どうして、誰も来ないの

よ…ふんっ( ̄。 ̄) 

     

★そうなのでございます

     

赤い着物の幽霊様は、呼

ばれたと思い、わざわざ

杉田のホテルに来たので

ございます。

     

お客様が入れば『いらっ

しゃいませ』と言い、 

     

お客様が帰る時には、 

『ありがとうございまし

た』と言い、

     

清掃の、おばさまが掃除

をしている時は、邪魔に

ならないようにと、天井

に、腕を、ブルブルいわ

せて頑張って、へばり付

いていたのでございます

     

ままままま、赤い着物の

幽霊様も、元は、あなた

と同じ人間だったのです

から、もし、あなたの所

に、赤い着物の幽霊様が

出ましたら、あまり怖が

らないであげて下さいね

       

生きてる人間の方が、よ

っぽど、怖いですからね

       

女性の方は、夜道の独り

歩き…くれぐれも気をつ

けて下さいませね…。

        

え?赤い着物の幽霊様は

どうしてるのか?って。

        

赤い着物の幽霊様はです

ね…今では、その、お気

に入りの、お部屋で備え

付けの、♪カラオケで、

        

寂しく…じゃない、  

楽しく、幽霊仲間を呼ん

で、夜な夜な、歌ってお

られるのでございます♪

      

ちなみに、赤い着物の 

幽霊様の、お得意な歌は

      

石川さかり様の…♪  

『津軽海峡…夏景色』 

だそうでございます…。

      

おーっほほほほほほぉ〜

{{{(⌒∀⌒)}}}

      

以上…たろっと占い師の

私『リンダ』が、お送り

致しました( ̄∇ ̄)〃

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― 新着の感想 ―
[一言] 今までに無い感じの小説ですね。 顔文字の癒し効果とホラーのギャップが例え様の無い面白さをかもし出してます。 まるでタイタニックの配役を砂糖B作に変えたかの様な感じがしましたw
2010/07/24 16:23 退会済み
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