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魔女の呪い

作者: 黒米
掲載日:2025/11/14

昔々のそのまた昔、魔女の親子がいました。


あまり人と関わることなく、森でひっそりと暮らしていました。


ある時、魔女の娘はこっそり街に出かけて行きました。森での生活に飽きてしまったのです。


街の中にあるものは魔女の娘には、とても魅力的なことばかりでした。


しばらく楽しそうに歩いていると、街の子供達に出会いました。


どこからきたの?と子供たちは魔女の娘に訊ねます。


あそこの森からきたの。と魔女の娘は答えました。


それから子供たちは魔女の娘と楽しく遊びました。


それからというもの、魔女の娘は街の子供達と、よく遊ぶようになりました。


ある時、街で流行病がでました。


そして魔女の娘と一緒に遊んでいた子供の親がかかってしまいました。


子供は魔女の娘に訊ねます。

病気を治して、と。


魔女の娘は言いました。

できない、と。

私は魔法が使えないの、とも言いました。


じゃあ魔女を連れてきて、と子供は言います。魔女は魔法が使えるんでしょ?とも言いました。


魔女の娘は言いました。

無理だよ、と。魔女は森から出られないの、と。


結果として、子供の親の病気は治りました。


でも、魔女の娘は街に行くのをやめました。行きづらくなってしまったのです。


しばらくして、魔女の家に街の大人がやってきました。

たくさんやってきました。そして魔女の親子を連れて行きました。


連れてこられた魔女の親子を待っていたのは街の人からの罵声でした。


石も飛んできていました。


街の人たちは口を揃えて、この流行病はお前ら魔女のせいだと。


そして、魔女と魔女の娘は殺されることになりました。火炙りの刑です。


最初に魔女の娘が火炙りにされました。泣き叫ぶ魔女の娘をみて、街の人は歓声を上げました。

その後ろで一緒に遊んでいた子供たちは悲しそうに見ていました。

そうして魔女の娘は死んでしまいました。


次に魔女が火炙りにされました。魔女は最後にこう言い残しました。


「ここで私は死ぬのでしょう。でもなんの罪もない娘はどうして殺されたのでしょうか?それとも何か罪を犯してしまったのでしょうか?今となってはもう分かりません。ですから、最後に呪いを与えましょう。娘に罪があったなら、私の呪いが罪あるもののみ呪い殺しましょう。ただ、もし娘に罪がないならば、私の呪いは、罪なきもののみ呪い殺すでしょう。ええ、罪を償うその日まで私の呪いは続くのです。」


こうして、魔女は焼かれて死んだ。人々は魔女の死を祝福した。


そして、、、


その街は滅亡しました。

たったの7人を残して。

それはかつて魔女の娘と遊んでいた子供たちでした。


そして、その子供達は七善人として、滅亡した街を建て直していくのですが、それはまた別の物語。


さて、魔女の娘は結局罪を犯したのでしょうか。

おそらくそうなのでしょう。


そうでなければ、街の人々は七善人を残して呪い殺されはしなかったでしょうから。

読んでくださりありがとうございます。


他にも連載中の小説があるので、よければご覧下さい。

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