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霧からギャォ
『えっ… だって治したら、強くなんないと思って』
強くなんないっていうか動けない…
『では…特訓に移ろう』 まてまて動けないって…
『…グッ』
急に風景が変わった。 なんと霧に包まれた、林のど真ん中に寝ていた。
『ガサッ…』 草が動いた。
『グルルルゥゥ…ギャァァァオォォ』
草木から、紫色と黒の縞模様で、目が金色。そして尾の先が赤色のまるで、
闇にのっとられた、虎のような感じだった。
『さぁこの大きな怪物を倒してみろ。お前なら3%の確立で倒せるはずだ』
低っっ!! ていうかまず動けん。
『ギャァォ』
鋭いつめで斬りつけてきた。