表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全ての想いを君に  作者: ねこのけ
第五章
97/109

第九十七話 交錯

6月10日 誤字と表現を一部修正しました。本筋内容には関係ありません。


「・・・・ッチ、面倒くさいな」


 私は目の前の光景からどうしたものかと頭を回転させていた。だが今イリーナ少尉との連絡も取れないし、事前に決めた計画でもこういう場合の想定は無かった。

 だから私側から何かアクションを起こしてイリーナ少尉にアドリブで対応してもらわないといけない。

 でもその肝心のアクションが全く思い浮かばない。ここまで厳重に警備されてはイリーナ少尉を回収するのは無理に感じてしまう。

 

 そう私達が足を止めていると案内で玄関先まで付いてきていた、年老いた使用人がまだ何かあるのか私達を呼び留めてきた。


「あっ!ちょっと手土産があるので少々お待ちください。十分ほど空けるのでその場にいてください!」


 そうして使用人が去っていくのを見送ると、アーレンス少佐はこれからどうするのかと言いたげに腕を組んで私を見てきた。

 でも確実にこれはチャンスだ。至近距離で監視してきていた使用人がここにいない以上、今がイリーナ少尉を回収する絶好の機会だ。だがその肝心のイリーナ少尉の場所が分からないのが問題点だが。


「恐らくですがイリーナ少尉は脱出してますよ」


 私が悩みに悩んでいる中、何か確信めいたものを感じた様にアーレンス少佐は言っていた。それに対して私は理由を求める様にアーレンス少佐を見ると。


「三階のある部屋で足音が完全にしなくなりましたから。脱出したか捕まったのニ択でしょうね」


 アーレンス少佐の耳を信じて脱出したのは良いとして、この好機にイリーナ少尉が馬車に乗り込んで来ようとしない時点で、実際問題私たちの周囲にイリーナ少尉がいないのは確かだ。

 だがまだ何か分かったことがあるのか、アーレンス少佐は言葉を続けた。


「その足音が消えた部屋には他にも足音がしました。ですので恐らくは、、、、」


 そう言いかけたタイミングで突然背後の館側で足音が聞こえてきた。あまりにも予兆がなかったそんな気配は、まるで今突然その場に現れたかのようにすら感じた。

 まぁでも少し早いが大方さっきの使用人が手土産を持って帰ってきたのだろう、そう思ってアーレンス少佐と共に背後を振り返った。


「やぁ!」


 だがそこにはさっきの使用人とは違うが、これまた別の男の使用人が箱を持って近づいてきていた。でも手土産を持ってくると言ってたし、ただ担当が変わっただけだろうか。

 でもなぜかその使用人の顔が私の脳裏に異様に引っ掛かる。


「・・・・どこかで会ったことあります?」


 どこか不気味さを感じるその男の顔に、私はどこか見覚えを感じていた。だが相手は違う様で不思議そうに首を傾げていた。


「いやぁ?私の様な平民が恐れ多いですよ」


 まぁ話してても思い出さないって事は勘違いだろうな。こんなおじさんどこにでも居そうなんだし気のせいか。それよりも今はこの男が持っている木箱の方が気になってしまう。

 そう私が視線を向けているのに気づいたのか、その箱をアーレンス少佐に手渡していた。


「これお館様からの土産です。馬車の中で開けて下さいね」


 アーレンス少佐がそれを受け取ったが思った以上に重かったのか、手の甲に血管を浮かべ腰を低くしていた。


「持ちましょうか?」


 流石に男女の差があるとはいえ、アーレンス少佐の歳だと怪我しかねないから私が持った方が良さそう。そう思って手を出そうとしたのだが、アーレンス少佐はそれを断る様に私を見てきた。


「大丈夫ですから。上官が下士官の雑用を奪わないで下さい」


 そんな意地を張るアーレンス少佐にどう反応すれば良いか分からなかった。でも持つと言っているのに無理に取り上げる訳には行かないので、私は黙って差し出した手を引いた。

 そしてそれと同時に箱を渡してきた使用人の男が、アーレンス少佐の背中を押して玄関外の馬車へと押していた。


「あ、もう他の来客があるので早く馬車に乗って下さい。ほらほら」


 ここで馬車に入ってしまうと後は出発するだけになってしまう。それだとイリーナ少尉を十中八九回収できなくなってしまう。だからその使用人の手を止めたかったのだが、まるで聞く耳を持たずにアーレンス少佐の背中を押していた。


「なら馬車の中でお待ちください。重い物持たせ続けるわけにはいきませんから」


 そしてお前も早く馬車に乗れと言わんばかりにアーレンス少佐を押し込んだ後に私を見てきた。どうにか回避しないといけないけど、これ以上理由もなく粘るとかえって怪しまれてしまうだろうか。そう思っているとアーレンス少佐が馬車から顔を出した。


「大丈夫ですから。早く乗りましょう」


 演技なのか裏に意図があるのか分からないけど、私はアーレンス少佐の言葉をそのまま信じる事にした。


「・・・・はい。わかりました」


 そして仕方ないとアーレンス少佐に続いて馬車に乗り込もうと、馬車にある持ち手に手をつけた時。使用人が話しかけてきた。


「まぁお互い頑張ろうね」


 表面上は応援の意味なのだろうが、その男の不穏さが嫌に脳裏にこびりついてしまっていた。だけどすぐに私は馬車の中へと入り、あんな奴に構ってられるかと無理やりその顔を振り払った。


 そして私は何か手掛かりがないのかと動き出した馬車の窓の外を見た時。アーレンス少佐が突然木箱を見て喋った。


「早く出て来い」


 急にこの人は何を言ってるんだと思った。だがその木箱はその声に反応するようにして、何かが入っているのかガタガタと動き出していた。

 そして私はそれを見て南の方では贈り物に動物でも送る文化でもあるのかと思いながら、その箱の蓋が開かれれるのを何となく眺めていた。

 すると本当に箱の中に動物がいたのか青い毛が私の視界に入ったかと思うと、それは頭を箱から出てきていた。


「腰痛ってぇ」


 あの貴族の館の使用人が持ってきた箱に一番入っていないであろう物が箱から出てきていた。私は全く状況が掴めず口を開けていたが、アーレンス少佐は察しがついてたのか淡々としていた。


「あの男は誰なんだ。ロタール側の人間ではないだろう」

「あ?んーっとな。説明面倒くさいんだがなぁ」


 何事も無かったかのように箱から出てきたイリーナ少尉は、そのままアーレンス少佐の隣に座って会話を始めてしまっていた。


「え、あ、あの。なんでその箱から出てきたんです・・・?」


 私を置いて話し出してしまいそうな二人を止めるように、私は恐る恐る声を上げた。するとイリーナ少尉は顎に手をやって足を組んで私を見た。


「まぁその辺含めて説明するから落ち着けって」


 そうして動き出した馬車の中。イリーナ少尉は館に侵入した所から何があったか説明をし始めたのだった。


ーーーーー


「ん?あぁイリーナだったか」


 ジジイに押されて転がる様にして部屋に入れられた私の目の前には、銀色の髪を窓からの風に揺らしていたエルシアの姿があった。その近くに立っていた使用人服の小さな女の子が私の事を不思議そうに見てきていた。


「え?お客さんですよね?」

 

 私は一目見て思い出したけど女の子側からしたら、その反応を見るに私の事は覚えていないらしかった。でもそんな少女とは別にエルシアは、ティーカップを置くと地面に届きそうな程長い髪と共に椅子から立ちあがった。


「あのジジイ何やってんだか。だから警備増やせとあれほど・・・・」


 面倒くさそうに悪態をつきつつも私に歩み寄ってくるエルシアの右手には、ナイフがしっかりと握られていた。何かの悪い冗談かと思いたいが、エルシアの状況的にもそのナイフを持つ顔からしても本気なのは伝わってきた。


「ちょ、ちょっと待て。そのジジイがこの部屋に私を入れたんだ。勝手に殺したらまずくないか?」


 私がそう焦ってまくし立てるようにして言ってゆっくり立ち上がると、エルシアの足は止まって何か考えだした。その隙に私もナイフを取り出すが、その柄に手が触れた時ふと思った事がある。


 ここでエルシアを殺してしまえば全ての騒動は収まるのではと。もちろんそんな事したらラースやフェリクスが怒るのは分かってるが、それ以上にエルシアを生かす事でフェリクス達が戦争に巻き込ませてしまう。私の中にそんな可能性が出てしまった以上、ナイフを握る手を弱める事が出来ずエルシアをジッと見ていた。


 だがフェリクス達に嫌われようが、ここでエルシアを殺せばその功績でライサやラースのこれからの生活は保障してもらえるだろう。まだ殺さず生け捕りにしろと言われているがどうせ死刑だろうし変わりはないしな。

 そう私は覚悟を決めて一歩を踏み出そうとした時、突然背後の扉が開かれた。


「やぁ!待たせちゃってごめんね」


 一瞬で私はナイフを鞘に納めて振り返ると、やけに上機嫌なそのジジイがズカズカと部屋の中へと入って行っていた。そしてそれを呆れたように見ていたエルシアは腕を組んで言った。


「これもあんたの作戦?」

「いやぁ?予想外の予想外だよ。このタイミングで動いてくるなんてね」


 そうあからさまにオーバーなリアクションをしつつ、ジジイはエルシアがさっきまで座っていたテーブルの上にあるティーカップに茶を注いでいた。そしてそれを一気に飲み干すと。


「ロタールの奴あえて黙ってたのかねぇ。そろそろ他のパトロンを探すべきかな」


 そう話す言葉とは裏腹に、やけに目の前の男は楽しそうだった。でもそれとは対照的にエルシアは不機嫌そうに冷めた目でその男を見ていた。


「何また引っ越し?嫌なんだけど」

「そぉんな事言わないでくれよ。でもこの子が来れちゃった時点で難しくなっちゃったからねぇ。なぜか警備も薄いようだったし」


 そう二人分の眼球が私を見た。だけどもう一人の小さな女の子は訳も分からないようで、相変わらずオロオロしてしまっているが。


「・・・・これ私殺される奴か」


 私がボソッとそう呟いた。そしてナイフの柄に震えが止まらない手を掛けた時それを止めるようにジジイが喋った。


「いやいや逃がしてあげるさ。ロタール君の思い通りにさせる訳にはいかないしね」

「・・・・・・?」


 相変わらず自分の世界の中で話しているようだった。でも自分の中で完結していればいいのか、ニヤニヤしながらすぐ戻ると言い残して部屋から出て行ってしまった。

 

 そして私達三人だけが再び残されて気まずい沈黙だけが残った。いやそう思っていたのは私だけなのかエルシアは椅子に座り直して、何でもないようにお茶を淹れなおしていたが。私も手持無沙汰になってどうにか逃げれないか辺りを見渡すが、やはり外への経路は背後の扉かエルシアの近くの窓だけだった。


「お待たせ~」


 そんな思考をしている内に宣言通りすぐに戻って来ていた。そしてその手にはかなり大きめの木箱があって、なぜかジジイも使用人服に着替えていた。


「君これに入って。仲間の所まで持っていってあげるよ」


「・・・ッチ。意味分かんねぇ」


 何が目的なんだこいつは。私を逃がしたらこの潜伏場所だって本国にバレるから、ここで殺すのが普通の選択肢だ。それなのになぜこんな事をするんだ。


「君を殺したらそれこそロタール君が喜んで私達を差し出すだろうしね。それにそもそもロタール君が私らを売ったんだよ。何が見返りかは知らないけどね」


 売った?つまりこのジジイが裏切られたって事だから、私としてはいい気味って感情になるのだが、帝都にいた時そんな話を聞いた覚えなんてないぞ。ただ私の立場的に信用されていないだけなのかもしれないが。


「まぁ君は知らないだろうね。でもなんで君らがこの館へと来れたと思う?そもそも私達を隠したいなら誰一人入れないか、来させても別館なり他に移動させるのが普通じゃない?」


 それはそうかもしれないが、実際現実では私たちはこの館に侵入できている。ただロタール的には隠せると踏んでいたか不用心なだけの可能性もある。

 それに何よりもだ。


「でもそんな回りくどく私らを招かずに直接あんたらを差し出せば済む話だろ」

「あんな凡貴族の考えなんて知らないよ。貴族の面子か取引上の都合とかそんなんじゃないの?」


 このジジイにとっても想定外ではあるのだろうか。でも何か私らの知らない事で取引があるのは確かだった。後は私がこいつの口車に乗るかどうかに委ねられているって事になるのか?


「まぁ確かなのは私も君らもこの国に利用されようとしてるって事だね。もしかしたら君が匿ってたとか罪を擦り付けられるのかも」


 ジジイは一歩近づいて私の額に人差し指でトンッと押して来た。


「どっちにしても君は私の提案に乗るしかないよね?君が私に勝てることは万に一つも無いんだから」


 私はその時に額に付けられた人差し指すら振り払える力が無かった。いや目の前の男にその力を吸われていたと表現するのが正しいかもしれない。


「ま、じゃあ時間も無さそうだし箱に入ってね」

 

 そんな私を見透かしたかの様に背中を押して木箱へと誘導されていった。そして最後に蓋を閉めようとした時、ジジイが私に向かって言った。


「多分君じゃ無理だから君の上司の髭の爺さんにそのままこの事伝えな」


 そうして私の視界は真っ暗になったのだった、


ーーーーー


「・・・・・なるほど」


 まだ良く分からない点が多々あるがある程度流れ自体は理解出来た。でもやっぱりロタール様の動きが不可解で良く分からないな。そう頭を回転させていると、アーレンス少佐はその話を信じるならばと前置きをしたうえで言った。


「ロタールの奴としてはイリーナ少尉にエルシアを殺してもらってから、そのまま私共もろともまとめて殺すつもりだったのではないか」


 蓄えた顎髭をさすりながら真面目に色々考察してくれているようだった。それに対してイリーナ少尉は納得したのかうんうんと頷いていたようだった。


「そうすれば面倒なそのジジイとやらと敵対せずエルシアの処理を帝国側にやらせることが出来る。それにその死体を捕縛して処刑したと帝国に差し出せば、それだけで帝国に大きな恩を売る事が出来る」


 確かに一つの可能性としてはあるかもしれないがやはり遠回り過ぎる。それもこれもあまりにそのジジイとやらを警戒しすぎているせいなのではと思うが。


「そこまで警戒するほどの人間なのですか?そのジジイ?って人」


 なんで名前を知らないんだとは思いつつも、そうイリーナ少尉に向けて質問を飛ばした。今までの話はどれもそのジジイって人がやばいから、上手くそいつと敵対しない様立ち回ったせいで色々問題がこんがらがっているように見える。


「・・・・少なくとも私が理解できる人間では無いのは確かだ」


 そうイリーナは気分が悪いのか額を抑えながら言っていた。

 でも疑問はこれ以上晴れる事は無さそうかと私は判断して、とりあえず考えを切り替え帰ってやる事を決めた。


「何はともあれ帰ったら上に報告します」


 それが私達の仕事だ。それ以上の政治的なやり取りはもっと上に仰がないと判断しかねる。そしてこの話は一旦ここで切り上げて、私は背もたれに後頭部を付けた。

 私は熱くなった頭を冷やすように前髪を上げて、流れる窓外の景色をボーっと見ていたのだった。


「またしばらく寝れ無さそうか」


ーーーーー


「連れて行ってくれたただろうか」


 私は馬車が去った後外に出て、庭で発見された死体を眺めていた。恐らくさっきの使者が忍び込ませた奴がやったのだろう。

 そう思っているとエルシア様の部屋を確認に行かせた使用人の爺が息を切らしながらも駆け寄ってきた。


「いました全員です。せっかくわざわざ手土産を取りに行くと隙を作ったというのに・・・」

「・・・・そうか」


 ならばあの使者はエルシアに接触出来なかったって事らしい。使者がエルシアを連れて行ってそれをクソジジイから守るためにここまで警備させたが意味はなかったか。本当はここであの使者がエルシアを見つけるなり攫うなりして、ジジイと本国が争って共倒れしてくれるのが最善だったが仕方ない。

 

 それに今回のは成功するとは思ってなかったし、本命のの作戦は用意してある。それもあのジジイと本格的に敵対する事になるから出来ればしたくなかったが。でもこのまま利用され座して死を待つならば最後に一噛みしてやる。


「ありったけの兵士と冒険者を集めろ。あいつらを取引の材料にする」


 あいつが感づいて逃げ出す前に決め切ってしまおう。百人集めてもあのジジイを抑えられるか不安だが、それでもあいつは勘が良いから時間の方が大事だ。


「それにこっちもあるしな」

 

 私はそう手に握られたこの国の女王からの返事を見た。エルシア達が私の館に逃げくると知った時に、私が急いで認め送って一週間前に帰ってきた返事。

 その中にはエルシアを引き渡す代わりにディアナと私が婚姻すると、まさに私にとって理想的な返事が書かれていた。これさえあれば私は中央に返り咲けるどころか、この国を牛耳る事だって可能だ。


「一泡吹かせてやる」


 私を舐め切ったあのニヤけ面が歪む姿今から楽しみだ。私を道具として利用したのを後悔させてやる。

 

ーーーーーー


 エルシアの部屋から見下ろすようにして、去り行く馬車と庭で何か見つかったのか慌ただしい庭師達を眺めていた。


「どうする気なんだろうね彼は」


 私相手に正攻法で勝てないのは分かっているはず。だからこそ今回のあの使者達が策なのかと思ったが、館の警備を緩めただけで特に策を感じなかった。単純にロタールが無能だからって線もあるが、あれは何か腹に一物抱えている感じだった。

 まぁ一旦はあの使者達に騒がせず帰らせれたから一定の時間は確保出来た。それまでにロタール君に対応しつつ逃亡の計画でも立てるか。彼は昔から大それた事出来ない子だしね。


「これから更に忙しくなるのかもね」


 まぁ何をしでかすのか分からないが凡人並みに楽しませてくれるのだろう。そう浅い期待をしつつ部屋から出て行ったのだった。


 

 

五章はここで終わりです!

 まず始めにいつも読んでくださる方々ありがとうございます!ブックマークや評価してくださる方も励みになっています!これからも投稿続けるので応援していただけると嬉しいです!

 そして次の話ですが今週金曜(六月十三日)に更新します。これからも面白いと思ってもらえるよう執筆を続けていくので、これからも読んでくれると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ