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全ての想いを君に  作者: ねこのけ
第四章
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第六十八話 計画


 アイリスに治癒魔法を教えて次の日の朝を迎えた。

 昨日の夜も相変わらずアイリスは図書館で勉強してたらしく、あれから一度も顔を合わせてない。だからこの朝で補修突破できたか聞きたかったのだが。


「・・・・あ、これ寝坊した奴だ」


 僕はベットから起き上がった瞬間そう悟った。

 まだ深い青色の空から聞こえるランニングの足音。朝特有の冷めた空気に鳥の番の泣き声。僕はそれを肌で感じつつ、またやらかしたのかと半ば諦めてゆっくり服を着替えだした。


「はあ・・・・起こしてくれてもさぁ」


 昨日ので多少は協力的になってくれるのではと期待したんだけどなぁ。でもこの寝坊って僕が完全に悪いけど、アイリスも連帯責任を負うけどいいのだろうか。


 そうまた罰走かなと思いつつ、服を着替えて部屋の扉に向かった時。僕は何か違和感を感じて振り返って部屋全体を見渡した。


「・・・・・・・ん?」


 アイリスのベットがいつもと違い、毛布がそのまま片付けられておらず何か包んでいるのか膨らんでいた。

 僕はそんなまさかと思いつつもベットへ近づくと、その膨らみが上下にゆっくり動くのと同時にスゥスゥと呼吸音が聞こえてきた。


 そしてもしかしてと思い恐る恐るその毛布を取っ払うと。


「・・・・・まじか」


 毛布の下にはうずくまる様にして寝ていたらしいアイリスがいた。いつも僕が起きる前には部屋からいなくなってたのに寝坊なんて珍しいな。

 そしてすぐに外気の寒さで夢から覚めてきたのか、段々とアイリスの重いまつ毛が開かれていった。


「おはよう」


 僕はなんて声を掛ければいいか分からず、起き上がったアイリスにとりあえずそう言った。すると寝起きで状況が掴めないのか、ゆっくりと僕を見つめて数秒間フリーズしてしまっていた。


「・・・・・おはよう」


 髪の毛もボサボサで目もまだちゃんと開いて無くてひどい顔だった。まぁ昨日も遅くまで勉強してたから疲れてたのだろうな。

 でもそんなお疲れのアイリスに僕は残念な報告をしないといけない。


「ちなみに遅刻です」


 そう言うとランニングの足音が外から響く中、段々とアイリスの目が開かれていきその視線は窓の外を見つめていた。僕も一緒になって窓を見ると、乾燥してたせいか少ししゃがれた声でアイリスは喋った。


「・・・・・なんで起こしてくれなかったの」

「そりゃ僕も寝坊したからね」


 僕がアイリスに視線を戻すと、驚いたようにいつもは睨んでばかりの目がまん丸と開かれ、よく表情の分からない顔でフリーズしてしまっていた。

 そんなアイリスが少し面白かった僕は親指を立てると、目の前に突き出した。


「罰走がんばろっか!」


 僕がそう言うとやっとアイリスは表情が動き出して、焦燥の色を浮かべたと思うと急に僕に枕を投げつけて立ち上がった。そこまで乱暴しないでもとは思ったけど、やっとアイリスも状況を掴めたらしい。

 

 そして僕が枕を顔から取ると、アイリスは机の上に畳んで会った自分の訓練服を手に取った所だった。

 そんなアイリスが僕が目が合うと、服を握ったまま叫んできた。


「着替えるから出てって!!」


 そういえばいつも起きる時間が違うから、こういう事無かったけどこれが普通か。やっぱり異性同士で同部屋って色々問題あるから、買えた方が良いだろ。

 そう思いながら僕は部屋を出て、廊下の壁にもたれかかってアイリスを待っていた。


「ま、どうせ途中参加させて貰えないしな」

 

 僕はこの一か月と少しで四回寝坊をしている。なら早く寝ろって話だけどそれだと勉強時間は足りないし、朝五時前に集合は朝が弱い僕にはきつすぎる。

 そんな事を思っていると部屋の中から、ドタバタと暴れる音と共に何か叫び声が聞こえてきた。どうせ焦りすぎて転んでもしたのだろう。


「ここで部屋入ったら漫画みたいな事なるんかなぁ」


 昔見てたアニメだとこういう展開多かったよなぁ。もうあの作品達の続編読めないのってなんか切ないな。

 そしてそうこうしている内に外から一定のリズムで聞こえ続けていた、ランニングの足音が止まってしまった。いつも一時間は走ってるからかなり寝坊してしまったらしい。

 時を同じくしてこの短時間で髪の毛を整えたのか、ボサボサだった髪を綺麗にして寝ぐせが治ったアイリスが部屋から出てきた。


「・・・・なんでいんの」

「どうせ遅刻だしね。それに先に行ったら僕だけ怒られるじゃん」


 するとやっぱり機嫌は悪いのか舌打ちをすると共に、アイリスは僕を置いて走って行ってしまった。どうやらまだまだ協力し合える事は出来なさそうだった。


ーーーーー


 そんな朝朝を終えて、僕とアイリスはなんとか罰走を済ませると、軽く頭だけ水で流して教室へと向かった。ちなみにアイリスは罰走が終わるとすぐに風呂に行ってしまった。汗が気になるのは分かるけど間に合うのだろうか。


「お、今日はそろって寝坊だったな」


 僕が席に座るなり、後ろに座っていたコンラートが僕の髪の毛を触りながらそう言ってきた。まぁ僕以外寝坊する人あんまりいないから、そりゃいじられて当然だけども。


「明日から起こしてくれない?」

「嫌だよ。わざわざ猛獣の檻に飛び込む奴がいるか」


 相変わらずコンラートの中でのアイリスのイメージが悪い。それを真っ向から向かって否定できないのは事実だけど。

 そんな会話を聞いていたのか、コンラートの隣の席のハインリヒがそういえばと追加情報を出して来た。


「まぁ昨日アイリスさん最後まで残って補修受けてましたからね」


 寝坊なんて珍しいと思ってたけど、そう言う理由だったのか。まぁ魔力使うとむっちゃ眠くなるし気持ちは分からんでもない。


「てかハインリヒは大丈夫だったの?」


 コンラートのそんな言葉にそういえばそうだったと思い出して、僕は振り返ってハインリヒを見た。するとハインリヒは僕らに見せつけるように、記録用紙を見せてきた。


「最後の最後にクリアできた。中々フェリクスの時と違って出来なくて焦ったよ」


 そこには8回以上補修を挑んだ記録があった。休憩も挟んだりするだろうけど、治癒魔法自体魔力の消費も大きいからかなり大変だっただろうな。

 

 そんな会話をしていると、それに混じりたいのかルイスが段差を下って僕の肩を掴んできた。今日はコンラートがいてもお構い無しらしい。


「フェリクス君はいつも通りだけど、あの女は寝坊なんて珍しいな。昨日の夜は二人して何やってたんだ?」


 突然朝からそんな品の無い会話をするために、わざわざ後ろから歩いて来たらしい。

 そうルイスが座っていた一番後ろの席に視線をやると、お仲間五人組がクスクスと笑っているのが見えた。お前ら貴族の癖して、品性の欠片も無いネタで笑ってんじゃねえよ。

 

 そんな事を思いつつどうにか言い返したい気持ちはあるけど、それをコンラートの真面目な視線で牽制されてしまった。相手は貴族だし、無駄に反抗しない方がいいっていう助言だろうな。


「お~い~。黙ってるとガチっぽいぜぇ~?」


 更にルイスは絡むように首に手を回してきた。朝寝坊した上こんな絡み方されるなんて今日は運が無さすぎるな。


「どうにか言ったらどうなんだよ」


 まだまだ冗談っぽい言い方だっけど、僕が黙っていると段々ルイスの声が低くなっていった。もしかして僕とアイリスがそういう関係だったら嫌なのだろうか。振られたって言ってたし、まだ好きだからアイリスの事気にして意地悪してるって事なのか?

 

 ならちょっと意地悪してみるか。最近こいつ鬱陶しいし。


「もしそうだって言ったらどうするの?」


 僕はアイリスの事も考えガチっぽい雰囲気を出さないために、あえて冗談っぽく笑って言った。だが内容が内容だったけにか、周囲で黙って会話だけ聞いていたクラスメイトや、コンラート達は視線を逸らして青い顔をしていた。

 それはルイスで僕と目を合わせたまま、かなり目があっちこっちへと泳いでいた。


「い、いやぁ?趣味悪いとしか言えねぇよな?あんな女」

「へぇルイスさんはそう思うんだ?」


 僕がそう否定しない所も含めて、ルイスは明らか動揺しているようだった。趣味悪いって過去の自分に帰ってきてるぞ。

 ちょっとやり返せてスッキリした僕は、更に何かルイスの奴をいじれないか次弾を考えていた。すると突然そんな僕の頭に鈍い痛みが走った。


「死ねば?」


 その声に振り返ると、明らか軽蔑したように僕らを見下すアイリスが太い教本を手に立っていた。

 もしかして途中からコンラート達の顔色悪かったのって、教室に入ってくるアイリスが見えてたって事だったりする?なら会話も全部聞かれてる可能性も・・・・・。

 

「あと邪魔」


 そう思案する僕と肩を組んできていたルイスを無理やりどかすと、アイリスは不機嫌そうに音を立てて自分の席に座った。多分昨日の僕のやった事全て吹っ飛んで評価マイナスにいっただろうな。


 そしてそんな気まずい沈黙の中、勇者なのかアイリスに向かって喋り出す男がいた。


「な、なに不機嫌になってんだよお前。ほんっとノリ悪いよなぁ?」


 そう言ってルイスは僕に同意を求めるように見てきた。これ以上僕を巻き込まないで欲しいのだが、地雷原に突っ込むなら一人で行ってくれ。


 僕はそんな中願うように沈黙を貫いた。そして十数秒が経った頃、ルイスがしびれを切らしたのか何か僕に向かって言おうとした。

 だがその時それらをかき消すように鐘の音が鳴った。


「・・・・・ふぅ」


 僕の逃げ切り勝ちだ。そう僕は姿勢を戻して教壇に上がる教官を見た。


「おい、そこ鐘の音が聞こえんのか」


 流石に大臣の子と言えど逆らう事はせず、教官の言う通りにルイスは大人しく席に戻っていった。あとは隣で不機嫌オーラ満載のアイリスをどうにかしないといけない。座学が終わったらちゃんと謝ろう。それしか出来ないし。


「じゃあ野外訓練まで期日も迫ってきたので、事前にある程度は説明しておく」


 そう教官が話し出した時に遅れてヘレナさんも、何か資料を持って教室に入ってきた。話によるとヘレナさんも野外訓練に同行してくれるらしい。


「最初にお前らにやってもらうのは行軍だ。今から配る地図にしっかり目を通してもらう」


 野外って言うからサバイバルでもさせられるのかと思っていたが、それを聞くとそんなものかと拍子抜けしてしまった。

 そう思っていたのだが、配られた地図を見るに明らか五十キロメートルはありそうな道程が示されていた。しかも装備一式を背負ってあえて山や森が密集する地域をだ。これ雨でも降ったら地獄になるぞ。


「今回の行動は集団行動に慣れてもらう為、分隊を想定して訓練をする。このクラスはちょうど二十四人で二分隊に分ける。その中で各自役職を決めて行動してもらう」


 そう教官は黒板に振り分けの名前を書き出した。

 見た所A分隊とB分隊で分かれており、僕とハインリヒ、アイリス、それにルイスがA班に集まっていた。それにルイスの仲間も三人一緒の分隊だから面倒臭くなりそうな雰囲気満載だった。


「じゃあ席を移動してそれぞれ地図を元にミーティングを始めろ」


 そんな指示に従って僕らは、動く気の無さそうな一番後ろのルイスの元へ席を移動したのだが。


「おいおいこいつと一緒かよ~。俺殺されるんじゃね?」


 まださっきの続きをするつもりなのか、アイリスを煽る様にルイスがお仲間と談笑していた。全部アイリスに無視されてるのにめげずに良く続けるな。

 だが教官とヘレナさんの睨みもあるため、僕は喧嘩にならない様とりあえず地図を広げて話を進めた。


「じゃあ組と班を決めようか」


 そう僕はルイスを無視してミーティングを進め始めた。それはある程度順調に進みながらも、ルイスの要らないアイリスへの絡みがありつつ、とりあえず割り振りが決まった。

 まず僕とアイリスが組でそこにハインリヒともう一人の男の子を加えた班にした。ルイスの所は都合よく四人だからそこで班になってもらった。


「じゃあそれぞれの班の役割決めようか」

「あ、俺が分隊長やるからそこよろしく」

「・・・・分かったよ」


 ルイスは好きにやらせようと僕はそんな要求を呑んで、更に話を進めた。ルイスが分隊長って事は残りの二つの班は治癒魔法含めた援護と支援火力を兼任するのと、前線を張る班になるか。


「じゃあ僕らの班が魔力量多い面子だから、援護班でもいい?」

 

 そうもうもう一つの班の子達に確認すると、大丈夫と頷いてくれた。フラグになりそうだけど、どうせ戦闘にならないだろうし意味は無いんだろうけどね。

 そして役割分隊を終えた僕は机に広げられた地図を覗いた。


「じゃあ行軍ルートの危険そうな場所洗いだそうか」


 時代が時代だから地図も大分雑だけど、都市の位置関係とかかかる時間は正確に記入されているようだった。それに森や渓谷の位置は確認しとけば遭難した時に使えるしな。


「これ一週間で行って戻って来てもらうから気を付けてね」


 いつのまにか近くにいたらしいヘレナさんが、僕の真横でシトラスの匂いを纏わせて、地図を見る様に屈んでそう教えてくれた。ヘレナさんの言う事通りに進めるとなると、一週間で往復って事は三泊四日で行を完遂しないといけないか。


「気を付けるべき事ってあります?」


 僕は散々行軍を経験しているだろうヘレナさんにそう聞くと、うーんとヘレナさんが唸った後、A分隊全体に言うように姿勢を起こした。


「フェリクス君は冒険者だったから慣れてると思うけど、最初は夜番がきついかな。やっぱ疲れがね」


 そういう事言うと僕がやらされるからやめて欲しいのだけど。確かに夜型ではあるけど、一日中歩いて夜ゆっくり寝れないのは嫌だ。

 そんな事を思っていると、目に入ったのか分隊の割り振りを記入した紙をヘレナさんが持って、不思議そうな顔をしていた。


「ん?てかフェリクス君が分隊長じゃないんだ。一番経験あって戦闘力あるのに理由あるの?」


 そうヘレナさんは紙に分隊長と書かれたルイスに向かって質問していた。結局面倒くさい事になるのかよ、その会話を見て僕の胃はまたキリキリと痛み始めた。


「俺が一番身分が高いからだ。それも分からないなんて姉妹揃って頭悪いんだな」


 そうルイスが言うと仲間も一緒になって笑っていた。指導者に向かってもそんな態度なのか。逆にここまで貫けるのはすごいな。

 だがヘレナさんも立場状叱りずらいのか、あはは~と笑うだけで何も言い返す事はしなかった。まあ区に仕える軍人な以上、下手に政府の要人に嫌われるわけにはいかないしな。賢い生き方だ。


 でも妹のアイリスは違うらしく、バンっ!と勢いよく机を叩いて立ち上がった。そしてその行動にびっくりして目を丸くしていたルイスを、アイリスは睨むように見た。


「上官に向かってその態度は罰せられても仕方ないですよ」


 どんな罵詈雑言が出るのかと身構えたけど、一応敬語で理屈でルイスを責め立てていた。なんか聞き慣れないせいかアイリスの敬語って違和感だな。


「あん?しらねぇよ。俺の親知らないわけ?」


 まじでこいつ絵に書いたような嫌なボンボンだな。

 そうは思ったものの、ここでこの二人を喧嘩させるとどうなるか分からないからなんとかしないといけない。そう僕が立ちあがろうとしたその時、突然ハインリヒが喋り出した。


「お二人とも静かにしましょう。まずアイリスさんも落ち着いて。それにルイスさんも親の顔に泥を塗るような発言を控えてください」


 どっちかって言うと傍若無人気味だったルイスを窘めるような内容で、ハインリヒが場を収めようと前に出てくれた。

 すると案外上手く行ったのか、親の顔という言葉に過剰にルイスが反応して大きく肩を跳ねさせていた。もしかして親と何かあるのだろうか。

 

「・・・ッチ」


 でもその理由は分からないけど、ハインリヒのお陰てルイスは不機嫌そうに頬杖を突いてそっぽを向いてくれた。アイリスもそれ以上反発せず静かに席に戻ってくれたし事態は収束した。後でハインリヒにお礼言わなければ。


 それからはルイスも静かになり順調に色々話し合いが進み、午前の座学はそれで終了した。最初はどうなる事かと思ったけど、案外何とかなりそうで良かった。


ーーーーーー




 私はこれからどうしようかと、1人月明かりが差し込む広場で考え込んでいた。

 なるようになれって感じだけど、少しでも次の為に情報を集めておきたい。特に国の動きとかは私が何をしてもコントロール出来ないから、それを知っておけば次でそれを想定した動きが出来るようになる。


「やっぱ取り入るしかないか」


 情報の集めやすさだと頭のジジイについて行くのが無難そうか。それするとライサの奴がまた騒ぎそうで面倒臭いが。

 

 そんな事をを考えていると、タイミングが良すぎるのかそのジジイが暗闇から顔を出してきた。


「ちょっと良いかな?一年後に向けて手伝って欲しい事があるんだけど」


 相変わらず何考えているか分からないけど、あちら側からそう言ってくれるならありがたい。

 そう私は目の前の男の提案に耳を傾けたのだった。






 

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