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15.デート

今日はシャーロット会長とのデートだ。


早速、シャーロット会長が待ち合わせに来た。


「ごめんなさーい、おめかししていたら少し遅れちゃいました!」


たわわなお胸をゆっさゆっささせながらの登場。


白いフリルの付いたワンピースに麦わら帽子。


すごく高貴な、お嬢様な感じがする。


いつもの制服姿とのギャップがまたいい。


「いや、問題ないですよ。

 それにしても、上品な感じですごく似合ってます。」


「あらそう? 良かったわ!

 ちゅっ!」


会長は俺の頬にキスをした。


「じゃあ、行きましょうか。」


俺がそう言うと、会長は俺の腕にそっと腕を絡めた。


会長の胸が俺の腕に当たる。


俺のブツは一瞬でそそり立ち、まともに歩けなくなってしまった。


俺が前かがみになって歩いていると、会長が俺に声をかける。


「大丈夫ですか? おなか痛いんですか?」


ちょうどいい、おなかが痛いということにしておこう。


「ええ、ちょっとお手洗い行ってきます・・・。」


俺はトイレに行き、ブツを落ち着かせた。


俺は会長のもとへ戻る。


「会長、手をつなぎましょう!」


腕を組むのでは刺激が強いからな、手をつなぐ程度なら問題はない。


「ええ、いいですわよ。

 でも、『会長』ではなく『シャーロット』とお呼びください。

 それに、私にはため口で結構ですわ。

 私は敬語が好きなので皆さんに敬語なだけですの。

 私たち、もう恋人なのですから。」


「ああ、そうだな、シャーロット。」


俺とシャーロットは手をつなぎ、歩き出した。


よし、今度は俺のブツは落ち着いている。


やっと普通に歩行できる。


「今日はね、行きたいところがあるの!

 モーニングが有名な隠れ家的カフェなのよ!」


しばらく歩くと。


「ここですわ!」


すごく古めかしいビルだ。


本当に犯罪者が逃げ隠れているのではないかとおもうほどに・・・。


そういう意味では確かに隠れ家的カフェだ。


そして、すごく古そうなエレベーターに乗る。


「3階ですわ。」


シャーロットがエレベーターのボタンを押すと、エレベーターが動き出した。


ガタンっ!


あれ? エレベーター、止まったぞ!?


「きゃーーーー!!!

 止まっちゃいましたよ。」


シャーロットが俺の胸に飛び込む。


俺のブツは一瞬でオンになった。


「あ、ああ。

 無理に動かないほうがいい。」


「って、ジェイク!

 ここ、硬くなってますわ!

 もう!こんなときになにしてるのよジェイクったら!」


俺の立ち上がったブツがシャーロットにバレてしまった。


「ごめん、シャーロットのおっぱいが当たって、ちょっともうおさまりがつかなくって・・・。」


「え!私のせいでしたか!

 では私が責任をとりますわ!」


シャーロットは俺のズボンを下ろした!


「え、ちょ、シャーロット!

 こんなところでそれはまずいよ!」


すると。


ガタンっ!


またエレベータが動き出した。


そのまま3階へ行き、エレベーターが開くと、そこには掃除のおばちゃんがいた。


そのおばちゃんは、パンツを突き破らんとする俺のブツとシャーロットのかがみこんだ体勢を見て言う。


「あんれまあ、若いもんはこんな昼間っから盛りおって。

 どこでエッチしとるんだが・・・。

 ほら、どいたどいた。」


おばちゃんを見て、俺のブツは一瞬でオフになった。


どうやら、上の階でこのおばちゃんがエレベーターを再起動してくれたようだ。


助かった。


しかし、シャーロットは意外に大胆だな。


俺たちは無事、カフェに着き、モーニングのコーヒーとパンケーキにサラダをいただいた。


「しかし、シャーロット。

 バルタザールは消息不明だし、卒業の件、どうなっちゃうんだ?」


「ええ、副学長に話しましたわ。

 そしたら、来年は就職してもいいからテストだけ受けに来なさいって!

 授業は免除されたので少しは楽です。それに、もう一年生徒会にいられますわ。

 なにより、こうしてジェイクともう一年同じ大学にいられるのが幸せですの・・・。」


くううう、嬉しいこと言ってくれるなあ。


「そうか、俺もシャーロットと一緒にいられて嬉しいよ!」


さて、次は昼食をたべ、映画を見た。


恋愛映画だった。


シャーロットは号泣していたが、正直俺は眠くて起きているのでやっとだったので内容はあまり入っていない・・・。


最後はイルミネーションを見ながら色々食べ歩いていた。


すると、シャーロットが突然立ち止まる。


「私、今夜はずっとジェイクと一緒にいたいですわ。

 帰りたくないの。」


キターーー!


お持ち帰りオーケーのサイン!


「ああ、俺もだ。」


俺とシャーロットは熱いキスを交わす。


燃え上がる二人。このまま夜の街に消え、ベッドイン!


と思いきや、草陰からドタドタドタ!っと2人の人間がなだれ込んだ。


「いててて・・・。」


それは、リラと生徒会庶務のリリアだった!


「っておい!

 リラはまだしも、なぜリリアがいる!」


「あはは、すみません。

 リラさんをたまたま見かけたので、私も尾行に参加してしまいました・・・。

 いい雰囲気ぶち壊しですみません・・・。」


ああ、まったくだ。


俺の童貞卒業がまたも長引いたではないか!


「邪魔してすまないな、ジェイク。」


リラは少し意地悪な笑みを浮かべる。


絶対わざとなだれ込んで雰囲気を壊したな、こいつ!


そんなこんなで、俺の初デートは終わった・・・。


=== 作者あとがき ===


次回、深まるリラとの愛!


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