出会う前のこと。
ここだけは素直に・・・
この題名は私が、誰にも公表せずに自分の気持ちを綴っていた10年前のブログのタイトル。
10年前の私は、誰にも自分の感情を言うことなく、ブログの中だけ自分の本当の気持ちを綴っていた。
10年の中で色々と経験し、今は素直に表現できるようになった。
そんな私の過去の恋愛の記録。
一番最初は小学校の頃だっただろうか。
女性として生まれた私だが、なぜかいつも恋愛対象は女性だった。
だが昔は、今のように「LGBTQ」というような言葉は誰も知らなかったし、私自身も一時の気の迷いかな?と思いたいして真剣に考えてなかった。
高校に入り、初めて彼氏ができた。毎日近くまで迎えに来てくれるとても優しい彼だった。
人としてとても好きだったが、恋愛感情だったかと言われると、正直今思うと答えはNOだと思う。
ただ、高校3年間、約2年半付き合った。
わがままな私の相手をしてくれた彼には今でも感謝している。
それから大学に入り、バイト先の先輩(女性)と恋愛関係になり、初めて同性と本気で恋愛し、付き合うことになった。
その時に初めて、人を好きになるのって、こういう感情なんだとわかった。
高校の頃の彼のことは、頑張って好きになろうとしてたけど、この時初めて心の底から湧き上がる感情に気づいた。
門限を破っても、彼女といたい。母が心配しているのがわかってても、離れたくない。
そんな感情初めてだった。
2年近く付き合ったが、彼女の方が年上で、就職のタイミングで別れることになった。
その後、しばらく恋愛せずに、大学を卒業した私。
社会人1年目。地元を離れ、東海地方のある県で働き始めた。
同期や同僚の男友達は増えたし、告白されることもあったが、元カノの時に気持ちを超えることができず付き合うことはなかった。
仕事はとても充実していたのだが、1つだけ私の頭を悩ませることがあった。
私の会社は、1年目は同期とルームシェアをするように決まっていたのだが、その同期とのルームシェアがうまくいってなかった。
一緒に住むようになって1ヶ月後にはほぼ会話がなくなり、3ヶ月後以降はいっさい話すことはなかった。
これまで人間関係であまり悩んだことがなかったが、この時ばかりは苦しかった。
上手くいかなかった理由は多々あった。私もそれまで実家暮らしが長かったので色々とよくないことがあったのだと思う。
結局同期が先に転勤が決まり、最終日にお店の上司の協力もあり、送別会時に半年ぶりにきちんと話し、これまでのわだかまりも取れて、
綺麗に最後の別れができた。その時の上司にはとても感謝している。
同期が出て行った2LDKの借り上げ社宅のマンションで、その後半年ほど一人暮らしを謳歌した。
仕事も軌道に乗って来たある日、店長に呼び出された。
そこで、「転勤」を告げられた。私にとって、初めての転勤。
せっかく配属先にも慣れ、やりたいことができ始めた矢先だったので、動揺していた。そのうえ、もう一つ、、、
「佐藤、申し訳ないんだけど次もルームシェアしてくれないか?」
今日はここまで・・・