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第四話「一通の招待状」
夜。一通の手紙を持つ影が音を立てたヒールを鳴らしながら歩く。ポストに入って影は消えた 朝
「ふんわぁあ」
間抜けなアクビとともに起きる。すると、慌ただしくドアが開きメイドが
「あの、ケントにお手紙」
ん?誰だ。ペラと開けると二枚の紙が出てきた。
「ケント様。あなたに人体ゲームの招待をします。ゲームは簡単。この世界の魔王を十分で倒せるか、それだけ。集合場所、花見川区様義家。分からないなら85248954の電話をしなさい。他にも方々がおる。来ないと命はないぞ」
なぬ。
「来ないと命が…」
ゴクリと唾を飲む。行くしか。五枚分のレアへのお手紙を書き、バックに色々積めて馬車をだしてもらった。ここは山川地区、隣の隣だな。そんな遠くはないが、名字書かれてもな。電話をしてみよう。
「…ケント様ですね」
美しい甘い声がふんわりと耳に広がる。溶けるようだ。
「 です。 地区 家は、50-249番地。」
すると
ゲームとは楽しむものか 大切な物守るもの
機械だけじゃないまた明日も続くさ
変な歌だがとろける歌声。そんなかんやでついた。
続く