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ソノコ  作者: 紀希
3/6

クマさんヒーロー



ある日。


誰かが家を訪ねて来た、


ピンポーン、



ガチャ、


そこには知らないおじさんが居た。


私はクマさんを抱き締める。



誰だろう、、


おじさん「おとうさんかおかあさん。


大人の人が居るかな?」


首を横に振り返事をする。



おじさん「そうなんだ、、



いつ帰って来る?」


私は首を傾げた。


おじさん「そっか、、


じゃあ、上がっても良いかな?」


ただ首肯く。



私には常識が無かった。



"知らない人を入れてはいけない"


と。


そんな事も知らなかった。



『お邪魔します。』



それから悪夢が始まった。


おじさんは家の中を見て回ると、


玄関に鍵をかけた。


おじさん「知らない人が来たら危ないからね?」


そう言い私の頭を撫でた。



「おじさんお腹すいちゃったや、


何かあるかな?」


冷蔵庫を開け、冷凍食品を取り出す。


おじさん「おじょうちゃんも食べる?」


そう言い、おじさんはご飯を温めてくれた。



「どうぞ、」


おじさんはテーブルに座り、私とご飯を食べた。


「ご飯美味しいね?」


私は首肯く。


私は久しぶりに誰かと一緒にご飯を食べた。



おじさんはおばあちゃんの様に優しかった。


おじさんはお風呂に入ると言い、


私は居間でテレビを見ていた。


私のいつも見ているアニメ。



アニメにはクマさんのぬいぐるみが出てくる。


クマさんは、悪い奴を倒し、


必ずいつも女の子を守ってくれる。



「番組の途中ですが、ここで、


ニュース速報をお伝えします。



□□県□□市の民家で、△日。


女性の遺体が発見された事件で、


事情聴取されていた、被疑者が、


数時間前に警察署から脱走したそうです。


被疑者の名前は□□□□□。」



そう言うと、写真が映し出された。



、、、


おじさん、、



私は恐る恐る後ろを振り向いた。


『見られちゃったな、、』



ゴス、、


鈍い音と共に、激痛が走り、


視界がうっすらと暗くなる。



















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