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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

反逆の意思

作者: 合気

小説を書く練習も兼ねて書いています。

よろしくお願いします

「・・・あ“あ”あ“ぁぁぁぁ」

激しい痛みと共に叫び声が部屋中に響いた

「コイツまだ意識あるぞ」

「あぁそりゃあんな事をしたんだまともな人間じゃないのはわかっていただろそんな驚くな」

「・・・そうだったな」

男の話し声が微かに聞こえた

「ぁっア”ぁぁ」

「ん・・なんだ」

「ぉ・・ま・・え“・・・ら”ぉごろ“……」

「くっだまれ」

その途端腹部を強く蹴られたその衝撃で俺は気絶してしまった。

――――――――――――――――――――――



「こいつ本当・・・ちっ・・」

ドアが閉まる音と共に頬に硬く冷たい感触がした

徐々に意識が覚醒していった。

何も見えない・・少し頭を上げると視界の端から光が見えた。

その光は徐々に視界の中で面積を広げていき

視界いっぱいに広がった

真っ白な世界は少しずつ薄れてゆき物一つ一つがはっきりくっきりと見えてくる・・・

すると目の前には鉄格子がありその横に大きめのドアがあった部屋全体は石でできていて鉄格子の先に照明のらんぷがタルに置いてあった

「あ”ぁぁ」

声が出ない・・その時気づいた

顎が外れている上に鉄のボールらしきものを口に咥えていた。

「あ“あ“あ”ぁぁぁぁぁぁぁ“あ”」

その声は牢獄部屋全体に響き渡った

その直後足音がだんだんと近づいてくる

とても早いリズムを刻みどんどん大きくなっていった。

「あ“あ”あ“」

音のリズムが遅くなっていくと共に音が小さくなっていった

その直後牢の前にひとりの男が現れた。

「おい何叫んでいる・・もう一回気絶させられたいのか?反逆者!」

その男は帽子を深く被り人相はよく見えなかったが、短髪の黒髪で少し痩せ細っていた。

「あ”あ“あ”あ“あ”ぁぁぁぁぁ」

「黙れ反逆者10015番!」

発言と同時に鉄格子を足で思いっきり蹴り飛ばす

すると

「どうした?天野」

と左からひとりの男が歩きながら声をかけてきた

その男は痩せ型で、短髪黒髪だった人相は垂れ目で頬には傷跡があった口は少し笑っているようだった。

「反逆者10015番がな発狂してな」

少しめんどくさそうに答えた

その返答に少し疑問を抱いたのかもうひとりの男が

「45343番じゃなかったか?」

天野という男は、

「そうだったか、周りと番号が違うなと思っていたのだが、俺の勘違いだったか」

男は自慢げに

「もっとしっかりしろよ天野お前はそういうところがあるからなおせよな」

「あぁ指摘ありがとう前・・大杉」

「そういう所だぞ天野」

「すまんな」

天野はやはりめんどくさそうに答えていた。

「・・で天野コイツの発狂した罰どうする」

大杉は、笑いを堪えているようだった

「・・・大杉さんが決めてください」

大杉は目を見開いて

「おぉこの仕事の楽しみを譲っていいのか」

「あぁ」

「おお本当か…ヒッヒッッ」

大杉は笑いを堪えきれなくなったのか不気味な笑い声を漏らした。

「本当、好きですね・・でもコイツはしぶといですよ」

大杉はさらに広角を上げ

「なら尚更やりがいがあるじゃないか」


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