プロローグ3
俺の名前は小祝源だ。28歳、独身。
どこにでもいる、至って普通のサラリーマンだ。
結婚はおろか、恋人さえいない。
前回で俺の勇者としての適性はわかってもらえただろう。
それこそ目の前に水晶玉でも置こうものなら、評価SSS! なんかよくわからないけど、あなたすごいです! とか、水晶玉が粉々に砕けて、ふぉー! 歴代最高の魔力じゃ! とか言われちゃうんだろ?
大丈夫大丈夫、わかってる。
この空間から抜け出せさえすれば、俺は最強になれるんだ。
早くここから出たいぜ。
それにしても一向にイベントが進む気がしないな。
俺の出来ることは全てやった。
あとは何をすれば……俺は試されているのか?!
誰にだ? それはもちろん神的なやつだろう。
男か? 女か? 考えるまでもない。女だ! しかも若くて綺麗!
つまり女神だ。そうか! 俺は若くて綺麗な女神に試されていたのか。
いやいやちょっと待て! 若くていいのか? 神って何千年、何万年生きてるもんだろ?
ははーん、分かった。分かっちゃったよ。分かりましたよ。
見た目が若い。きっとそうだ! うん、そうしよう。
いやいや待つんだ、俺。そうしていいのか?
1歳くらいも見た目が若いにはいるんじゃないのか?
くっそぉ、盲点だった……。
イベントが何も起こらないんじゃなくて、女神の方に起こす力がなかったのか。
なんだ、あれか? これから先、俺はスキル授乳! とか、スキルおむつ替え! みたいなのを覚えさせらるのか?
それが、俺が望んだチートなのか?
いいや違う。断じて違う。
10歳だ。10歳くらいならどうだ!
人見知りの激しい時期だ。暗闇の奥からまだ俺の様子を探っているのかもしれない。
それに感受性豊かな年頃だ。魔法少女的な感じで魔法勇者的なとんでもないスキルを与えてくれるはずだ!
10歳なら多少手を出しても大丈夫だろう。
いやいや、俺にそんなロリータな性癖はない! それに児童なんとか法で捕まる……じゃ……。
そもそも、この空間に警察はいるのか?
いーや、いない! 断言しよう。
いるなら俺をここから出してくれ。一刻も早く。
つまりここなら俺は何をしてもいいんだ。
そうか。俺は……自由だったんだな。
アイアム、フリーダム!
え……どうしてこうなった……。
『こうして物語はプロローグ4へ続くのであった』
そういえば、『』お前がいたな。