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戦争の後処理も終わり暇なので街をブラブラしてると変な店を見つけた。


「何だここ?」


トーテムに悪魔の人形、禍々しい指輪と言った曰く付きの物っぽい物が大量に置いてあるお店だった。


「いらっしゃいおや珍しいお客さんだね。」


皺のよった老婆が出迎えてくれた。

老婆は子どもでも見るかのようにアレンの顔を見ていた。

その様子を不思議に思いながらもアレンは会話をしてみることにしてみた。


「珍しいってか初めてだよね俺。」


「初めてさ、でもたまに王族は来るんだよ。あんたのお母さんみたいな人がね。」


「なに?母さんの知り合い?」


「そうさ、わたしゃヤクシク。サンタナ様の幼少の頃の教育係さ。」


あらまあ〜これはこれはいいこと聞けそうですな

心の中でそんなことを思いながらもはや娯楽飢えた野獣はいざ店に足を踏み入れた。


「サンタナ様の昔話聴きたいかい?」


「聴く!」


「ハハハ、聞いてはいたけど中身はまだ子どものままさね。お茶でも飲みながら話そうさね。」



俺のみの上の話を聞いてもらいながら母の話を聞いていた。


「なんつーかさ。俺、つくづく思うんだよ。働いたら負けだなって。」


「あの子も同じことを言っていたさね、稽古ばかりで嫌になっていたんだろうけどね。」


「けれどさ国民のおかげで俺は生きている。国民がいてくれて本当によかったとも思えてくるんだよね。」


「それがわかってるなら大したもんだよ。」


老婆の受け答えはとても上手でこれぞ聞き上手といった感じだった。


「けれど仕事はやりたくないって思っちゃうんだよね。親父とかの仕事っぷりを見てるとさ学こと以上に大変だしさ。」


「それはそうさね。けれどそれが生まれ持っての立場ならしょうがないんじゃないかい?」


「あっはっは!おばあちゃんは手厳しいな!……あ、紅茶おかわり。」


始めてきたのにこの図々しさ、いっそ称賛すら浮かぶ。


「清々しいさね、サンタナの息子は。」


老婆は遠い何かに憧れるような表情で微笑んでいる。


「普通親父の背中に憧れる子どもが多いってのにこれでいいのかね。身体が大人ならもうちょい精神が引っ張られるもんだがね。」


「あ、砂糖は2杯で。」


「そのうえ要望を言うあたりサンタナの息子であることは確かとしか言いようがないけどね。」


そんな感じで老婆に愚痴ばかり行ってる気がしてならないこの会話をしているうちに日が暮れていったのであった。

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