表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

48/81

45

「ただいまお待たせ致しましたスペシャルプリンアラモードパフェナイアガラ仕立てのアボリジニー風蜜蟻の蟻蜜を添えてを一つとカップルスプーンお二つでございます。」


蟻自体は流石に入れていないがプリンだけは滝のようにうねって作られていた。崩れないのが不思議でならないほどのいびつな形だがナイアガラの滝っぽいのは確かである。しかし色々ごちゃ混ぜなところは学生らしいというか本当に召喚者が作っただけには考えづらいくらいミックスされていた。


「マジでそんなものがあったのか。」


もちろんカップルスプーンのことである、明らかにこの店には男性客が俺以外に居ない、どうしてそんなものがあるのかが気になってしょうがないのだ。

そんな俺のことを察知してか店員は説明してきた。


「確かにお客様がこの店オープン以来二人目の男性のお客様でございますがこの店にぜひともカップルを呼びたかったオーナーたっての希望がありカップルスプーンなるものを販売しております。こちらこの領都有数の彫金師の工房で加工をしていただいたアマゾナイトとインカローズを組み合わせて作った特別なスプーンでございます。」


店員はサラッと言ったが完全に一つの石としか見えないような一体感でピンク石の中に深成岩の模様が埋め込まれているようであった。ある意味でここまで意思を削りはめ込む技術は相当なものであった。


「模様の部分がアマゾナイトで石言葉は一体感を生み出す。してベースのインカローズですが愛する気持ちの再確認でございます。これは店長が結婚する際にも使われたパワーストーンで結婚指輪に使われております。」


そういえば庶民の婚約指輪って比較的手に入りやすいパワーストーンが一般的なんだっけ。安上がりに見えるかもしれないけどここまで石を加工することのできる職人がいるならオンリーワンな指輪ってことで人気が出るのも頷けるかな。


「アレン。」


おっとお嬢様がこちらにせがんできたようだ。こちらもきちんとやらねばね。


「はい、あ~ん。」


「んー美味しーい!!!」


今まで一番大きな声を出して表情を魅せるラピスは今日が初めてであったそんなにも美味しいのだろうか。


「はいアレンもあ~ん。」


渡されたので食べる。ふむ、さきほどの大和風とは違ってこっちは完全西洋式っぽいな。和風テイストの方が食べやすい気もするのだがこれがなかなかにうまいプリンの中にほんのり酸味がするところもいい。よく見るとマーマレードで会ったがこれは男性が食べることも含めて作られたのであろう。甘過ぎずかといって女性に満足させるギリギリのラインで作り上げられた非常に美味いプリンだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ