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現在俺とラピスは公爵領の領都に来ていた。というのもあの場から離れられて1日で帰れる場所がそこしか無かったしあくまでもサボるために来ているだけだから都合が良かったのだ。
そして現在俺はラピスの行きつけと化している喫茶店に居た。俺以外の男性客の一切いないファンシーなお店だった。
「スペシャルプリンアラモード真夏のかき氷仕立てのヤマト風ジャージ牛の練乳クリームを添えてを二つください。」
今なんて言った?すんごい長ったらしい名前の食べ物を一切噛まずに行ったぞこの子。
「スペシャルプリンアラモード真夏のかき氷仕立てのヤマト風ジャージ牛の練乳クリームを添えてを一つ。」
「スペシャルプリンアラモードパフェナイアガラ仕立てのアボリジニー風蜜蟻の蟻蜜を添えてを一つ。」
「スペシャルプリンアラモード真夏のかき氷仕立てのヤマト風ジャージ牛の練乳クリームを添えてを三つください。」
あ、はいごめんさい。女子ってすげえな。でも聴き間違えがなければさっき蟻って言ってなかった?アボリジニーって誰伝えたのよ。
「アボリジニー風は上級者向けだけど美味しいし可愛さもある。ここは召喚者の人たちが作ったお店。」
あら、それ俺の意思関係なく伝えられる系?
(そう)
まじですか。じゃあ俺が転生者ってこともダダ漏れ?
(うん、大和言葉で聞こえるからイマイチ伝わらないけど転生者の意味はわかる。)
「もう一つのも頼む?」
(ミーシェルには黙って置いてくれ。)
仕事が増えそうな気がするしね。
「うんわかった。(いいよ。お仕事させるの嫌だしずっと私を見てて欲しい。)」
今聞きました?心の声、お仕事させるの嫌だしずっと私を見てて欲しい。男だったら一度は聞きたいよこんなセリフもう死んでもいいわ。俺が昇天しかかっているとラピスは更なる追い打ちをかけてきた。
「死んじゃあだーめ。」
チュッ
バカップルがここにいるよ、と店内の女性客はあっまーーーーーーーーいデザートよりもさらにあっまーーーーーーーーいカップルの情事の寸前まで行きそうで居ながら互いに顔を真っ赤にして初心な一面を見せながら、まるで甘さを引き立てる酸味と香りづけのスパイスのように店内の女性たちの会話のネタとなった。
「はい、お待たせ致しましたスペシャルプリンアラモード真夏のかき氷仕立てのヤマト風ジャージ牛の練乳クリームを添えてをお二つお持ちいたしました。」
「追加でスペシャルプリンアラモードパフェナイアガラ仕立てのアボリジニー風蜜蟻の蟻蜜を添えてを一つ。」
「はい、スプーンはお二つでよろしいでしょうか。」
「もちろんカップルスプーンで。」
え、何それもう口の中甘すぎるのにさらに甘くしてくれちゃうの。
「流石に二つは多いし一緒に食べよう。」
「ああ。」
そして今はスペシャルプリンアラモード真夏のかき氷仕立てのヤマト風ジャージ牛の練乳クリームを添えてを食べているが口の中の甘さ既に絶頂まで言っているのでもうただ甘いとしか言いようがなかった。香りだけはわかるのでコメントするならかき氷は抹茶でヤマト風は醤油クリームのことだった。




