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精神科言ったら統合失調症って言われた
まだ思春期であり過ぎたのかな(今年で20)
俺はあっという間に騎士に拉致?られて工房でお説教をうけていた。
「アレン様、貴方様が目立ちたくないのはわかりますが此度の功績は目立つほかございません。」
「いやだいやだいやだいやだ!」
我ながらこの駄々っ子の演技は上手く行っていると思う。
「そんなこと言っても陛下はさせますから勘弁して下さい。」
「なあ騎士様、俺は上流階級の人たちの子育ての方法は知らないがまだ八つにもなっていないのに親の仕事にかかわることを嫌々やらせたりはしないぜ。」
「しかしながらあまりにもサボり過ぎなので陛下たちも何が何でも自慢しないアレン王子に悩んでおいでなのですよ。」
「確かにお貴族様たちや王族様なら俺たち平民にもわかりやすいように力を誇示する必要があるけどな。」
この国の上流階級はある程度自らの力を誇示にしなければ社会でとてもではないが生きていけない世界だった。
そのためアレンには才能がある今のうちから見定めるべき道を決めてもらい魔の巣窟とも言うべき貴族たちや商人たちといったものたちに殺されぬようパイプと生きる術を身に着けてほしいという些細な親心からくる早めの人生設計のお願いだったが、アレンは前世で既に魔窟の猛獣どもを相手取って無残にやられている、そのトラウマと本人のやる気のなさが相まって仕事をしなくていいのなら絶対にしないの精神になっていたりする。
「ええ、アレン王子はいたるところでサボっているにも関わらずどれをとっても一流クラスにまで上達されておいでです。ですので今回の功績を機に社交界に入ってもらいたいのが陛下からのお願いでして。」
「けど、俺の知る限りアレの性格では目立つこと自体が嫌いって感じるがな。」
「私も日ごろ常々アレン王子を追いかけているのですがそこまでして勉強などがしたくないのかと思わせることが多々ありましてね。」
騎士はアレンをを追いかけまくるがあまりどれだけ辛かったことかと涙を流していた。その兜で顔はよく見えないが流れ滴る涙の量から想像を絶する困難があったことが容易に察することができた。
それはもうそこに滝ができるくらいには、アレンの逃げ方はまるで野生児のごとき逃げ方で素手で落とし穴を彫り上げるわ、草を編んで転ばせるトラップを作ったりするわで本当に世話が焼けていた。無論、暗部の面子も追っては居たのだが悉く単純な罠にかかり移動速度を低下させられ振り切られていた。
「あいつが初めてこっちに来たときなんか身体に擦り傷いっぱいで息をぜえぜえ言いながらまるで悪魔から逃げてくるみたいな感じだったぜ。」
おっちゃんもおっちゃんでアレンがどれだけ勉強したくないかという執念を目の当たりにしていた。
「そうですか、すいませんねこんなに話し込んでしまって……ってあれ?」
「多分坊主なら逃げたと思うぞ。あいつ気配遮断するのもうまいし足音一つ塵すらも動かさないかってくらい静かに動くから。」
アレンは既に逃走済みだった。
騎士は体をプルプル震わせながら工房主に礼をいい怒号と共に馬鹿王子を追いかけに行った。
できればお星さまを塗りつぶして




