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プロローグ

仕事したくないーーーー!!!

小説だけ書いてたい!!

そしてされもサボる!

「はあー、やっと休日取れたけど1日だけかよ。つーか働き方改革なんて意味ねえじゃねえか。連休とろうとしても会社からお小言言われるしよ。はあ、今日は寝よう思ったけど隣の高校の吹奏楽がうるせえわ。全国常連高だがなんだが知らねえが体育館の防音工事くらいしとけっての。」


俺はしがない社畜だ。働き方改革のほぼ対象外と言っていい客商売の企業、休むに休めない食っていけない残酷な現実を体験してしまったおっさんだ。今日はやっとのことで有給を取れた。


今は3月で取らせなければいけないという理由で取ったのだがこれが曲者で5連休にはしてはいけないらしい。


でも思う。休んで何が悪い。趣味はラノベ漁りとゲーム、しがない陰キャと呼ばれるから隠しながら生活しているが高度経済成長期を生きた人間や体育会系も多い企業には煙たがられることも多いから鬱になりやすいため休みがとにかく欲しいのだ。友達も高校のオタク仲間とはいまだに縁があるが一人県外就職の一人暮らしになってしまっては社内で孤立しやすくストレスが恐ろしいくらいにたまってしまった。


そしてやっとこさ取れた休みも友達がいないから楽しく遊ぶこともできない。よって眠るのと溜まった家事の消化に回されてしまう。そうして日々を無駄に過ごしていくことで仕事に段々とやる気が無くなっていった。


会社が求める人材はやる気のある人材、そしてブラックリストに載っていくことでリストラ対象になっていく。若干鬱気味になろうとも精神科は予約制が基本だし何より金がかかることから行く気にもなれない。


そんなことを思いながら朝のルーティンの朝食を食べようとした矢先、食材を切らしていたことに気が付いた。これでは朝から活動するにあたってのエネルギーが足りないと家事を行うにあたって支障をきたしてしまう。これは深刻だ。


もし買い物をするにあたって車に乗ったとしよう。車の運転するにあたってのもっとも注意すべき事項は歩行者の安全だ。もし、歩行者が木陰に隠れた横断歩道で通過して人を引いてしまったら。


そんなもしもの安全は小さなことで起こってしまうのだ。その僅かなもしが起こると困る。


「あーしゃあねえ。コンビニ(高い買い物をしに)でも行くか。」


コンビニは少々値が張るのであまり利用したくはないのだがこれも自分が安全に法律的に生きるためのことだと言い聞かせアパートの一室からいざ外に出てコンビニに向かう。コンビニまでは徒歩3分、今朝の気温はまだ春先に向かう2月で雪は降ってはいないが寒い方でダウンを着込むくらいには寒かった。


今日も元気に吹奏楽の朝練習を行う高校の体育館沿いを進んだとき


「ん?なんだこれ?」


足元に魔法陣が生まれ吸い込まれていった。

どうか星の御恵みをください。

カクヨム版(サボり気味)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894284880

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