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万葉恋歌  作者: 舞夢
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雨降らば

石上乙麻呂朝臣の歌一首

雨降らば 着むと思へる 笠の山 人にな着せそ 濡れはひつとも

                      (巻3-374)


雨が降ったらかぶろうと思っている笠の山さん、その笠をあの人にはかぶさせないでください、あの人がびしょ濡れになろうとも。


石川乙麻呂朝臣は、前出の山部赤人と春日野の宴席で同席したのだろう。

三笠の山を笠の山として、あの笠は自分がかぶる予定。

だから、違う人が濡れようとも、かぶせてはいけませんと、山に命令している。


三笠の山に関わって恋する女性でもいたのだろうか、私が通うのだから、他の人が雨に濡れようが、家には入れるな、という意味に取った。


これも宴席で詠めば、大笑いの歌になる。

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