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万葉恋歌  作者: 舞夢
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雨降らずと

安倍広庭卿の歌一首


雨降らずと との曇る 夜のしめじめと 恋ひつつ居りき 君待ちがてり

                            (巻3-370)


雨が降ることもなく ただ薄暗く曇っている夜。

湿度も高く心も晴れず、あなたを恋いて待っているのです。


現代のように明るい照明はない。

月も見えない薄暗く曇った夜は、恐ろしく不安なのだろう。

こんな不安な夜に、恋しいあなたが来て欲しい。


男性である安倍広庭が、待ち続ける女性の立場に立って詠んだ戯れの恋歌とも言われている。

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