表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
62/1385

太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(6)

なかなかと 人にあらずは 酒壺に なりにてしかも 酒に染みなむ

                      (巻3-343)

どうでもいい人間でいるよりは、いっそのこと酒壺になってしまいたい。

そうすれば酒がもっと身体に染めこむだろうから。


※三国時代の呉の大夫鄭泉が酒好きがこうじて、「自分が死んだら、その屍を窯場の側に埋めて欲しい。そうすればやがては、陶土になって酒壺にしてくれるだろう」と遺言した故事に基づく。


酔った歌のようで、しっかりと故事に結び付いている。

ただの酔っぱらいでは、この歌は詠めない。

しかし、人でいるより、酒壺になってまでも、酒に染みたい。

あきれるほどの、酒好き、この歌も楽しい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ