表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
57/1385

太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(1)

太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌

験なき ものを思はずは 一杯の 濁れる酒を 飲むべくあるらし

                     (巻3-338)


あてにならない霊験などを待ち思っても仕方がない、濁り酒を一杯飲むほうが、よほどよいに違いない。


「験」を神仏の霊験ととらえてみた。

一般的な解説書では「何もならない物思い」が主流。


こんな歌を読まれては、神仏も笑ってしまうかもしれない。

高価な献金、お布施、真面目な御祈祷、読経などは、あてにならない。

安あがりの濁り酒の方が、効果があるというのだから。

百薬の長は、あてにならない神仏よりも、よほどよい。

酒好きな人には、まさに金言と思う。


※太宰師

だざいのそち

大伴卿:大宰府長官大伴旅人。


※しばらく酒賛歌を続けます。面白いので(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ