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見渡せば 明石の浦に
門部王の、難波に在りて、漁夫の燭光を見て作りし歌。
見渡せば 明石の浦に ともす火の ほにそ出ぬる 妹に恋ふらく
(巻3-326)
美しい明石の浦を眺めていると、漁夫が船の上で、火を灯しているのが見える。
愛しいあなたへの想いも、人目につくようになってしまったようです。
叙景歌と抒情歌の、美しい融合というべきか。
本人の気持ちしては、旅よりも歌よりも、早く愛する人に逢いたい。
その気持ちが、これほどの美しい歌に昇華させたのだと思う。
門部王の、難波に在りて、漁夫の燭光を見て作りし歌。
見渡せば 明石の浦に ともす火の ほにそ出ぬる 妹に恋ふらく
(巻3-326)
美しい明石の浦を眺めていると、漁夫が船の上で、火を灯しているのが見える。
愛しいあなたへの想いも、人目につくようになってしまったようです。
叙景歌と抒情歌の、美しい融合というべきか。
本人の気持ちしては、旅よりも歌よりも、早く愛する人に逢いたい。
その気持ちが、これほどの美しい歌に昇華させたのだと思う。
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