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羇旅にして作りき(11)
あさりする 海人娘子らが 袖通り 濡れにし衣 干せど乾かず
(巻7-1186)
漁をする海人の娘子たちの袖までしっかり濡れてしまった衣は、干してもすぐには乾かないようだ。
ずぶ濡れになって漁をして、その衣を干しても、すぐには乾かない。
漁にて生計を立てる娘たちの厳しい生活を、干しても簡単には乾かない衣を見て、憐れむのだろうか。
しかし、そんな状況でも、生きている娘子の健気さも、認める。
これも都では見られない生活風景を、そのまま詠んでいる。
あさりする 海人娘子らが 袖通り 濡れにし衣 干せど乾かず
(巻7-1186)
漁をする海人の娘子たちの袖までしっかり濡れてしまった衣は、干してもすぐには乾かないようだ。
ずぶ濡れになって漁をして、その衣を干しても、すぐには乾かない。
漁にて生計を立てる娘たちの厳しい生活を、干しても簡単には乾かない衣を見て、憐れむのだろうか。
しかし、そんな状況でも、生きている娘子の健気さも、認める。
これも都では見られない生活風景を、そのまま詠んでいる。
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