表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
31/1385

柿本人麻呂 泣血哀働歌(5)

家に来て わが屋を見れば 玉床の 外に向きけり 妹が木枕

                              (巻2-216)


家に戻って来て、我が家を見ると、寝床の妻の木枕が、外を向いている。

※玉床:寝床の美称。


寂しいだけの墓参から帰ってきて、妻と共寝した寝床を見ると、妻の木枕はあらぬ方向を向いている。

家に戻っても、妻は自分を向いてはくれないのか。

せめて妻の枕だけでも、自分を向いていて欲しかったのに。


人麻呂の寂しさは、妻がいない家に戻って、より増すことになる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ