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万葉恋歌  作者: 舞夢
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帰雁を見し歌二首

帰雁を見し歌二首


燕来る 時になりぬと 雁がねは 国偲ひつつ 雲隠ろ鳴く

                   (巻19-4144)

春まけて かく帰るとも 秋風に もみぢの山を 越え来ざらめや

                   (巻19-4145)


燕が来る時になったと、雁がねは、これから帰る故郷の国を思いながら、雲に隠れ鳴き渡って行く。


春になり、このように帰って行ったとしても、秋風が吹けば、紅葉に色づく山を、越えて来ないことなどはないのに。


春になれば、燕と交替で、雁は北国(故郷)に帰って行く。

故郷を偲びながら帰って行ったとしても、秋の紅葉の時期には、戻って来るのに。


そんな自然のサイクルを詠む。

家持の本心は、故郷の奈良を偲ぶ意味で、詠んだと思う。

二首目に、なかなか戻れない、もどかしさを詠んだのではないか、と思う。

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