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捨て子になりましたが、魔法のおかげで大丈夫そうです  作者: 明日
人外の世

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閑話:疑投




 エッセンでの長距離通信で使われる鳥は、『青鳥』と呼ばれる。

 鷲や鷹に似た猛禽類とも呼べる顔つきに、翼や腹が青い。それは青空に擬態し、見上げられた際に姿を隠せるようにしているともいわれている。


 最速で飛べば、飛行距離は一日でおよそ千里(約五百キロメートル)

 体力の関係もあり、実際には中継地点で乗り換えるため一羽の速さではないが、イラインから王都まで三日もあれば届く速度である。


 そしてその中でも選りすぐりの個体を使った経路は『雲海路』とも呼ばれ、その高速性と信頼性から重要な知らせを届けるのに重用されていた。

 雲海路を使えるのは王族や貴族に限られている。


 即ち今現在、騎士爵クロード・ベルレアンの名で王城へと届けられたその文書も、雲海路によるものである。




 謁見の間。今はまだ誰も階の下にはいないが、玉座に座る者がいる。

 玉座に座れるのは、この国ではただ一人。今必死に苛立ちを堪えているその人のみ。


「……どうなっておるのだ」


 エッセン国国王、ディオン・パラデュール・エッセンが、横にいる侍従長の手から奪い取った文書の写しを食い入るようにして見つめる。

 隠していながらも、わなわなと震える声が抑えられない。紙の端がくしゃりと丸められて皺が寄る。

 王の癇癪ともいえる興奮した顔を見慣れていない側仕えたちは、その顔に戸惑い驚愕していた。


「…………残念ながら、書かれている通りでございますれば」

「…………」

 乱暴な手つきで文章が侍従長に返還される。そこに書かれていた文章は、既に侍従長も読んでいた。

「戦目付の話では、今のところエッセンの死者は三万五千のうち千に満たない程度。対してムジカル軍の方は一万近い死者が既に……」


 王は目を瞑り、その死者を悼むそぶりを見せる。

 しかし、その気はない。そして今この謁見の間にいる側仕えたちも、その気がないことを薄々感づいている。

 もっともそれは、誰も指摘できない事柄だ。


 もちろん、死者を悼むのは当然のこととして、施政者もしくは戦争の責任者としては喜ぶことでもある。味方の死傷者は少なく、敵の死傷者は多い。よくやったと友軍をねぎらうようなことでもあった。


 それは本来の目的とはかけ離れていて、王が手放しに喜べないのも事実であるが。


 そして何よりも。


「ミルラのところの魔法使いは、上手くやっておるようじゃな」

「はい。それはもう、…………」


 エッセン側の戦果の半分ほどが、娘の投入した魔法使いによるもの。そのことが、王の気に障っていた。

 側仕えたちは王の表情にミルラ王女への讃辞を感じたが、もちろん侍従長だけは違う。王の心の奥底から、『忌々しい』と響く声音がよくわかった。

 口元を押さえるようにし、王が考え込む。



 報告によれば、第八位聖騎士団〈孤峰〉に連れだって動いていたミルラ麾下探索者のカラスは既に多数の敵拠点を潰しており、それを第八位聖騎士団長オセロットも確認している。

 また、同じくミルラ麾下探索者であるスヴェン・ベンディクス・ニールグラントも、友軍に迫る竜をカラスとともに討ち果たし、友軍を救っているのだという。


 もちろん、その他の聖騎士団たちも負けてはいない。

 第八位〈孤峰〉は既にムジカル軍の千人長という要を何人も撃破しているし、第七位〈露花〉や第六位〈胡蝶〉も同様。第十五位〈蓬生〉は派手な戦闘こそないものの、先行し既にライプニッツ領を抜けており、ムジカルの領地である砂漠の端に張られた陣で、騎士団を集結させつつ待機している。

 

 だが仮に今ここで終戦を見た場合、誰が一番の功績を持つかと問われれば、それは間違いなくミルラ麾下の者たちだ。そしてひいてはそれを戦線へと投入したミルラ王女だ。

 勇者が目立った功績をあげていない、というのは朗報ではあるが、同じ程度には厄介な問題となっている。


 それにこの戦は、ただ勝つだけではいけない。

 本来、勝つことも避けたい事態だ。仮にムジカルを征服できたとして、その大国ムジカルだった地方を治める力はエッセンにはない。

 貴族の誰かにそれを治めさせるとしても、潜在的な敵国として依然脅威は残る。ならば王族にと考えても、その王族の誰かが本家に成り代わりたいと野望を抱くかもしれない。

 最も望ましいのは、いつも通りのネルグの中の国境線の移動。ならば減ろうと増えようとも変わらず構わない。減るとしても最低限イラインまで奪われなければ問題ないし、増えるとしても砂漠地帯までを取ろうなどという大それた事は考えていない。


 ほどほどで構わない。

 ほどほどの犠牲者が双方に出て、停戦の合議が発動する口実が何か作られればそれで。


 更に、三大公の派閥の兵を削げれば言うことがない。第六位〈胡蝶〉や第八位〈孤峰〉、第十四位〈鹿角〉、第十五位〈蓬生〉などその辺りがまとめている騎士団とともに。


 だが、そうはならない。このままでは。


 王は溜息をつき、侍従長へと告げた。

「……ミルラを呼べ」





 謁見の間に呼ばれたミルラは心浮き立つ気分だった。

「ミルラ・エッセン、まかりこしましてございます」

 跪き優雅に頭を下げる。王に対する礼儀としては満点で、臣下としても申し分のない折り目正しいもの。

 以前勇者の接遇に関し呼び出された際には怯えていたが、今日はそれはない。

 王としても、立派な態度だと思った。しかし阿りや媚びなど見えない毅然とした態度に、ミルラの内心が見えて称えるべきではないとも思った。


「そう固くなるな。今日は小言ではない」

「…………」

 緊張していたわけでもないが、それでもその言葉にミルラは気を引き締める。王としては、緊張させるべく口にした言葉なのだが。

 頭を下げたまま、ミルラは王の言葉を待った。続きの言葉を期待して。


 どちらだ、とミルラは考える。

 呼び出された理由をまだ彼女は知らない。けれど、先ほど戦場からの報告書が届いたという話は小間使いから聞いた。ならばおそらくそのことで、きっと自分が派遣した魔法使いたちの戦果についてのことだろう。

 ならばその戦果について、王の反応は、と。


 まだ続きを発しない王の顔を、思わず促すように見上げてしまう。

 王と臣下という身分の隔たりはあるとはいえ、彼女も王族の一人である。無礼ではあるが咎められるほどではない。

 逆に王は娘のその視線に、こめかみの辺りにヒヤリとしたものを感じた。


「先ほど、戦場から報告書が届いた。そこに、お前の名代として参戦した探索者たちのことも書かれておった」

 やはり、とミルラは思う。その期待に目元が緩むのを押さえるのに苦労した。

 王が、続く言葉に悩んでいるように見えた。ならばどちらだろうか、お褒めの言葉だろうか、それとも苦言だろうか。

 小言ではない、と口にした以上、苦言ではないのだろう。しかしその内容はどういうものだろうか。


 ミルラは期待する。王の反応に。


「探索者〈狐砕き〉カラスに、同じく〈鉄食み〉スヴェン・ベンディクス・ニールグラント。大したものじゃ。戦果についてはお前にも伝えさせよう」

「恐縮でございますわ」


 ミルラは考える。探索者カラスが王城を出る前に口にしていたこと。

 『王は、ミルラ王女の栄達を喜んでいない。ならば自分が功績を挙げたところで、それを認めることはないだろう』と。

 ばかげた話だ、とミルラはそれを一蹴した。父は王である。臣下の功績は認めて信賞必罰を正しく行うはずであるし、そうであるべきだ。

 だが、そうかもしれない、とも思ってしまう。考えるのは、ただ『嫁に行かない』というだけで冷遇されているこの身。そして官位と爵位がほしいと以前願い出たこともあるが、断られたこと。

 そんな自分が何かしらの地位を得ることを、父は望んでいないのかもしれない。


 自分が冷遇されているのは、自分が栄達できていないのは、ただ父の意向。

 本当はその力があるのに。本当はそうであるべきなのに、ただ父の意向で。

 ミルラもそんな物語に縋り付きたくなってしまった。


 そして今、現実に、目の前にその岐路がある。



「お前も知るところとなろうが、素晴らしい戦果じゃ」

 ミルラを褒めそやしながら、王はその反応を探る。だが、何事かに思考が染まっている様子のミルラからはまだ何も読み取れず、先を急いだ。

「特にニールグラントなど……どこで渡りをつけたのじゃ? 有能ではあるが気難しく、多くの貴族が雇い入れようとして無視されていたと聞く」

 王はそれも不思議に思う。カラス以外の人員に関してはイライン到着後の軍議で決定し、報告されたもの故に前後関係は曖昧だ。しかしそれでもそのとき既に、スヴェンはミルラに雇われていた。

 だが、〈鉄食み〉スヴェンを雇おうというのは困難を極める。事実多くの貴族が彼に接触を図ろうとしたが、出来ずに終わった。ただ窓口である探索ギルドから『否』という返答しかもらえずに、居場所すら掴めなかったというのに。


 もっとも、困難を極めるというのは彼らの印象でそうなっているというだけだ。

 彼は、仕事の選り好みが激しい。敵のあらましを聞いてからでないといけないというだけで。そして今回は、エーリフという聖領に滞在中で、探索ギルドからの呼び出しが面倒だっただけで。


 ミルラはにこりと微笑み僅かに首を傾げて応える。

「人の縁に恵まれた、ということでしょうか。私も人伝ですので、本人と直接お会いしたことはないのですけれど」

「お前に、人の縁とは……」

「…………」

 失礼なことを口にしそうになり、王は口を噤む。

 ミルラの方はそれを気にもしていなかったが、それでも娘のその視線に王は咎められている気がした。


 ミルラとしては、もう少し自慢したい気もあった。仮に王が相手でなければ、それとなく話題が続くことを促しただろう。

 ミルラが〈狐砕き〉カラスと〈鉄食み〉スヴェンを雇っていることは、既に王城で知れ渡っている。戦場からの初報でそれを知った幾人かの貴族たちは、既にミルラの下へと驚きとともに押しかけてきているほどだ。


 噂話でミルラの名が上がる。

 彼女の下に、あの〈鉄食み〉がついたのだと。知る人ぞ知る強者〈鉄食み〉。もちろん民草の名声は天と地の差があるが、聖騎士団長に匹敵するとも言われている在野の男が、ミルラの下に入ったのだと。

 それはミルラも想定外の効果だった。実用品というよりも蒐集品という種類のことではあるが、ただ配下に入れただけで名声が上がる探索者。カラスではあまり感じられなかったことだ。


「……お前も、儂の知らぬ間に大きくなったのだな」

 王は小さく呟く。感嘆の言葉自体は側仕えの耳にもミルラの耳にも入らなかったが、それでもその呟きが『褒め言葉』という形だとは伝わっていた。


 事実、父としても褒めてやりたい気分ではあった。

 並み居る貴族たちが雇えなかった男を雇った。方法は曖昧だが、その事実は褒めるべき事で、つまりそれは彼女の手駒が一人増えるかもしれないということ。もちろん誰にも属さぬ探索者である以上臨時の手駒ともいえるが、それでも顔を知り、繋ぐことが出来るというのは大きな一歩だ。

 本当に人伝に、縁を頼りにそのような大物を雇ったというのであれば、彼女は『人脈』という大きなものを作り上げつつあるといっても過言ではないだろう。


 だが、王としては。


「しかし気をつけるがよい。言うまでもないが、探索者というものは気が知れぬ者たちじゃ。お前も人を使う立場であるならば」

「……それは、彼らが信用できない、と?」

「そうは言っておらぬ。じゃが、万が一にもお前に累が及ばぬよう、目を光らせるのも肝心じゃと」


 探索者は信用してはいけない。

 探索者というのは所詮国に仕えぬ者たちだ。国の代わりに『探索ギルド』というものに仕え、奉仕し生活を営む。国に仕えぬ者たちに王族という威光は効果を減じ、そして代わりに増長を招き災厄を招くこともある。


 そして探索者を、信用させてはならない。

 人と人というものは、自然と自分を信用する者を信用し、信頼し合うものだと王は思っている。好意には好意を、悪意には悪意を返すだろう。

 ならば仮にミルラ王女が彼らを信用してしまえば、探索者カラスにニールグラントもミルラ王女に心証が寄っていくだろう。

 いずれは固く信頼し合う主従となるかもしれない。


 そんなものを、ミルラに作らせるわけにはいかない。

 彼女の功績を生みかねず、彼女の意のままに王へと弓を引きかねない下僕たちなど。



 王の心根までは読み取らずともその言葉に、ミルラは口元を押さえて小さく笑う。

「そんなこと、もちろんです。私なりにも、人の使い方は陛下から力及ばずとも学んでいるつもりですわ」

 実際にはそのようなことを学んだことはない。

 ミルラ王女が知っているのは、生活に必要な王族子女としての侍女や側仕えたちなどの使い方のみ。王や王子たちが学ぶ『配下』の使い方などは知らない。

 だが知っているつもりだった。他ならぬ王を見て、学んでいるつもりだった。

 

 王は知っている。ミルラにはその類いのことを学ばせたこともなく、その能力は、ない。

 ミルラの反応から生じた余裕に、王の目の力も緩む。

「そうじゃな、許せ」

 王の言葉にミルラはただ会釈で応える。

 父の怯えを、どこかで感じ取りながら。



 咳払いをし、王はまた重々しい調子で口を開く。

「余としても、お前の力添えはさせてもらっている。わかっておるだろう」

「つけていただいた治療師たちのことでしょうか」

 そしてその話題に、そらきた、とミルラは食いつく。ネウィン・パタラとコルネア・ソラリック。二人の治療師の名前も、その存在すらも事後で文書で知ったものだ。

「あの治療師は、余の目じゃ」

「目、……というのは?」

「探索者がお前に仇なす何かをせぬように、と思ってな」


 実際にはそうではない。

 監視の目というのは本当であるが、実際の理由はその真逆。彼らの行いのどこかに瑕疵がないかと、王は治療師を要請した。

 特に探索者カラスは、調べたところ異端者の嫌疑もかけられているとされる。リドニックやムジカルでの噂話に端を発するものではあるが、信憑性は低くない。

 ならば、戦争終結までに異端者として彼を告発出来れば、ミルラ王女の功績も取り上げることが出来る。彼女の側から彼らとの関わりを断てば尚更のこと。

 依頼されたジュラ王城治療師長が一人を任じたところ、事情を知らぬ一人が志願したため、合わせて二人となったのは王も予定外ではあったが。


 だがそんなことを王はおくびにも出さない。

「許せよ。余としてもお前が心配なのじゃ。お前が見出したのであれば身は確かなのだろうが、何事も万が一ということがある」

「……ご厚情、痛み入りまして」


 見下ろす目を会釈で躱し、ミルラ王女はまた一瞬悩む。

 これは、どちらだ、と。


 彼らがカラスたちを見張る目というのは本当だとミルラも感じた。その目的までをも読み取るまでは至らなかったが、そこから王が何かしらを読み取ろうとしているのだろうと。

 しかし、その理由までは辿り着かない。


 本当かもしれない。治療師を自分の麾下の隊に同伴させたのは、自分のためのお目付役なのかもしれない。

 だが嘘かもしれない。治療師を同伴させたのは、別の目的があるのかもしれない。

 事実、イライン出発前にカラスから手短にだが報告も上がっている。『彼らのために、歩みがやや遅くなる』と。


 王は、治療師は自分の味方なのだろうか。それとも敵なのだろうか。

 王は、いずれカラスが挙げ、そして自身に献上させる予定の功績を認めないつもりなのだろうか。それとも認めるのだろうか。

 試すようにミルラは言葉を紡ぐ。


「では、カラスにも身辺に気をつけるようにと釘を刺すのと……それと、これからも気を張るようにと申し付けいたしましょう」


 ミルラが言葉を吐いた次の一瞬。

 意図はわからず、そしてその意味もミルラはわからない。

 けれど、王の目元が一瞬歪んだのがミルラにすらわかった。


 王はしまったと表情を作り直し、ミルラは笑みを隠すように頭を垂れる。


 どちらだろうか。どちらにだろうか。

 今自分の言葉は間違いなく王からの反感を買った。そして王はそれを隠す仕草を見せた。何かしらの無礼をしているのであれば、今この場ではそれをそのまま口に出せるはずの王が。

 

 前半に引っ掛かったのであれば、それはそのままだろう。王はカラスの何かしらの失敗を待っている。それを注意する自分の行動を咎めたく思った。

 後半であっても問題だ。敵兵の殲滅は兵士として当然の仕事。それを間違いなく行い、そして自軍の被害を軽くする行為は望むべき事のはず。


 これはやはり、もしかすると。


 ミルラは俯き甘い空想に酔いしれる。

 王はやはり、自分に功績を得てほしくないのではないだろうか。今までも、自分が功績を得る機会を阻んできているのではないだろうか。

 官位を得させぬために。爵位を与えぬために。果てには女王とさせぬために。


 ならばもしや今までの自分の燻りは、自分の能力不足などではなく……。



 咳払い混じりに王は「うむ」とミルラの言葉に頷いた。

 それから一度背筋を伸ばし、背もたれにもたれ掛かり優しげに笑う。

「そうするがよい。……今回のことはお前にも喜ばしい報と思ってな。それだけじゃ、下がれ」

「はい。失礼いたします」


 ミルラは頭を下げる。

 先ほどの言葉はどちらにせよ王の気に障ることだったのだろう、ときちんと理解しつつ。

 そしてその上で、カラスに伝える文は、『全力でやれ』のただ一言だ。雲海路を使い、確実に伝えなければ。


 優雅に挨拶をする娘に、王は内心溜息をつく。

 牽制するつもりだった。自分が見ているということを伝え、萎縮することを狙った。探索者との溝を思い起こさせ、仲を引き裂くつもりだった。

 けれど、それは難しいと感じてしまった。いつの間にか大きく、そして望ましくない方向へと進みつつある娘の様子に。


 ミルラが退出してゆく。しずしずと、まるで背中で王を嘲笑っているかのように。


 王の心中に後悔が湧く。

 可愛いままの我が子のはずだった。自分の一言二言に萎縮し、行動の指針を変更するような小さな子供のはずだった。

 しかしそれは功を奏さず、我が子の考えがわからない。


 そしてそれは、もしかすると今自分が彼女をここに呼びつけたから、なのかもしれない。

 もしかすると自分は寝た子を起こしてしまったのだろうか。そう判断せざるを得ない娘の様子に、頬がひくつきそうになるのを懸命に抑えた。




今章は次話の新キャララッシュで終わり

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― 新着の感想 ―
[良い点] 前衛スヴェンの後衛カラスって絶望的だ
[良い点] 王女の発破がカラスに届く ↓ 勇者の出番がさらに減る
[一言] どこまでも無能王だなぁ。 変化を嫌い、戦争が制御可能だと思い込む愚かさは戦時はおろか平時の王としてもダメすぎる…。
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