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幕間007 佐藤と天地

 いつもクールな千鶴(天地千鶴)が周東先生と話しながら、戸惑ったり落ち込んだりしている。はたから見ていると面白いが周東先生は少し困っていそうだ。

 二人のやり取りが終わったのを見計らって、千鶴に近寄った。


「千鶴。これ、余ったリボン返しとこうかな」

「ええ、ありがとうね。周東先生には受け取ってもらえなかったけれど、ほかの先生のリボン姿はとてもよかったわよ」


 千鶴はたまにこういうところがある。なんか独特のこだわりがあるようで、それに関することだと周りも見えずに突き進む。その話をすると甜歌には言われたくないと返されるけど、身に覚えはないかな。

 

「普段から偉そうにしたり雄々しく振舞おうとする彼らが可愛いリボンをつけている。そのギャップが良い。それで照れている姿もまた良い。なお良い」


 リボンを託された時にも聞いたけどやっぱりよくわからないかな。


「それにしても、どうしてそんなに配るほどリボンを持っているんだい?」

「男性がリボンをつける機会がいつ訪れても良いようにいつも持ち歩いてるだけだけど」

「なにそれ怖い……」


 日常でいきなり男性がリボンをつける必要がある事態って、いったいどんな思考回路なんだい。


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