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第1話 退屈な日常

ここは神界のとある小学校

小学校といっても人間とはレベルの違う勉強をしているところである


ただいま俺こと神崎天は屋上にいる

ちなみに今は授業中である

バリバリのサボりである

天「スヤァ」

花奈「起きて、天」

天「うーん、あと50分だけ寝かせて...って、げっ...花奈」

花奈「げってなによ!げって...」

こいつは花奈。俺の幼なじみで親友である。本名は夏色花奈。

中途半端に真面目なやつである。

天「で、なんでいるんだ?今授業だぞ?」

花奈「あんたには言われたくないわよ!先生に天を連れてこいって言われたからしかたなく」

天「はいはい。で要件はそれだけか?」

花奈「うん..まあ..そうだけど...」

天「じゃあおやすみぃ」

花奈「おやすみぃじゃないわよ。授業にいくわよ。」

天「やだよ。ただの面倒くさい授業なんて。眠くなるだけだよ。」

花奈「じゃあ無理矢理にでも連れていくしか...」

天「あーもうしかたないなぁ。でも寝ても文句は言うなよ」

花奈「うん!」

と花奈は飛びきりの笑顔で答えるのだった


教室にて

天は教室に着いた瞬間倒れるように寝たのだった

先生「おい!神崎起きろ!」

生徒たち「無駄ですよ。どんだけ言っても誰も彼の睡眠を妨害できないのですから」

先生(こいつおかしいだろ!床に倒れる直前に「エネルギー」を使って布団を作るって寝るなんて普通はできないぞ。それに防音のエネルギー壁を生成するとは。どんだけ寝たいんだよ!)

この世界には「エネルギー」というものがあるそれはエネルギーを飛ばして攻撃をすることもできるし、エネルギーを原子に変換し、物質を作ることだってできる

しかしそれはそれに関する知識とそれなりのエネルギー力がないとできない

それを瞬時に頭の中で構成し、布団を作り出した彼は小学生にしては異常と呼べるほどの存在である


そして授業終了の鐘がなるのだった

天「ふぁ~よく寝た」

花奈「寝ていいとは言ったけど布団で寝るなんてばかじゃないの?」

天「いつものことじゃん」

と肩にポンポンと手を置きながら自信満々な表情で花奈を見た

花奈は呆れたとでも言いたげな表情で見返してきた

とそんなところに一つ声が...

真昼「二人ともいつも通りだねぇ。いつも通り過ぎて逆に安心するよ」

こいつ真昼。花奈と同じく幼なじみである。ゆったりのんびりというような言葉があうような性格。

天「じゃ二人とも授業が終わったということで屋上で寝てくるね~」

花奈「あっ、ちょっとまた次の授業までに絶対帰ってこないつもりでしょう!待ちなさーーーーーい」

と花奈が言いきる前にはもうこの広い廊下を走りに始めているのだった


花奈「仕方がないね追いかけるとしますかね、真昼も来る?」

真昼「うん。面白そうだから」


天「花奈と真昼は授業なんで行ってるの?俺と花奈と真昼はもう数年前には神界の常識はほぼマスターしているんだから行く意味なくない?」

花奈「それはあれだよ...そう...あれ..あれ?..真昼私達なんで授業受けているんでしたっけ?」

真昼「理由は特にないが暇潰しだよ、やることがないからな」

天「じゃあさ今から学校抜け出して遊びに行こうよ!」

花奈「遊びに行くとしてもどこへ?」

天「あそこだよ


『邪神の渦』

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