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追放サイド ストーリー 13 終





「・・・おい?何してんだ行くぞ?」


「って・・・ねぇよ・・・」


「ああ!?なんだよ!もっとハッキリ言わねえと聞こえねぇだろ?」


「お前とはやってらんねぇって言ってんだよ!!!」


「お前・・・何言ってんだ?」


「自分に気に食わないことがあると周りのせいにしてすぐに怒鳴るしよ!!!」


「ああ!?テメェ調子に乗ってんじゃねぇぞ!お前も沙羅もお情けでこのパーティーにいるってのがわからねぇのか?本来なら俺は他の世界ランカーと組むことだって出来るんだよ!!」


 コイツら調子に乗りやがって俺がいつまでも甘やかしてやってたがもう知ったことか!!


「そうかよ・・・それがお前の本心か?お前とはここで終わりだな直樹」


「ち、ちょっと真斗くん?」


「悪いな沙羅コイツとはやっていけねぇ・・・お前も早く別れた方がいいぜ?じゃあな」


 “パーティーを離脱しました”


「クソがあの野郎ふざけたことしやがって!」


「な、直樹落ち着いて・・・」


「沙羅!!テメェも同じだよ!!この役立たずが!なんでお前と付き合ってるか分かるか?」


「えっ・・・?」


「お前の親が金持ってるからだよ!!じゃなきゃお前みたいな頭の軽い女と付き合うわけないだろうが!女なら他に腐るほどいるんだからな!」


「直樹、それ本気で言ってるわけ?」


「冗談で言うと思うか?お前みたいな身体だけが取り柄の脳カラ女に俺が本気になると思ってるのかよ?」


「最低!!アンタなんかと付き合うんじゃなかった!」


 “パーティを離脱しました”


 クソッ!!どいつもコイツも使えねぇ!!まあいい俺は世界ランカーだ一声かければパーティーになってくれる奴は山ほどいる・・・とりあえず入り口に戻るか。


 俺は使えそうな奴から声をかけていきパーティーに誘ってやったが。


「アンタとパーティーに?」 


「そうだ!俺は世界ランカーだ!このダンジョンを一緒に攻略しようじゃないか?」


「うーん・・・」


「ちょっとこの人噂の荒らしだよきっと(ヒソヒソ)」


「ああ、あの暴言ばかり吐いてまともに戦わない奴か(ヒソヒソ)」


「悪いが俺たちはもうパーティー組んでるんだすまないな」


俺が荒らしだと?どこからそんな噂がたってやがる!!


「おい!ちょっと待てよ!」 


 声を何度もかけるがそいつらはいそいそと俺を避けるかのように去っていった、クソッ!!なんだっていうんだよ!!あの”探求者”の女が誰かに言いやがったのか!?


 その後何度も声をかけたが結果は同じだった・・・どいつもコイツもこの俺を無視しやがって!!雑魚の分際でふざけた事をッ!!!クソッ!!クソッ!!


 その後あのダンジョンに何度も挑んだが一階層も突破できずに終わった、ある日ゲームを起動しようとしたら運営から“度重なる迷惑行為によりこのゲームの利用権を剥奪します”とのメールがきた。


 真斗は女好きが祟ってかヤバい女に手を出し音信不通、沙羅は親の会社が倒産し学校に来なくなった。


それから数年後あのダンジョンがたった一人のプレイヤーに攻略されたとの情報が耳に入ってきた・・・。


そのプレイヤーは【闇魔法戦士】であったらしい・・・。


ゲームにのめり込んだ俺は今受験に失敗し家を追い出されアルバイトで生計をたてる日々が続いている・・・あの時アイツを仲間にしていれば・・・。



ここまで読んで頂きありがとうございます。


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