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追放サイド ストーリー 1





 俺たちは今最高の気分だった 倒せなかったモンスターを倒せた挙げ句にドロップアイテムもあのぼっち野郎から掠め取る事ができたからだ。


「やったな!直樹!あのモンスターを倒すなんてよ?流石世界ランカーだぜ!しかもあの野郎が持ってたアイテム レアドロップが多かったぜ!」


「アイツは役に立たなかったが まぁレアアイテムは手に入ったしな よしとするか!」


「やっぱり直樹はサイキョ〜だね♡マジかっこよすぎて惚れ直すわ!アッハハ♪」


「ったりまえだろ?今までは運が悪かっただけだ!俺の実力ならあんな雑魚モンスター余裕だわ!」


「それな!」


 そう俺は世界ランカーだ!今まではモンスター行動パターンとこちらの行動が噛み合わなかっただけだ あんな雑魚が居なくてもなんとかなったが いつもパーティーを探してる奴がどんなにクソなのか見てみたかった。


「しっかしアイツクソみたいなプレイヤースキルだったよな!馬鹿の一つ覚えみたいにモンスターに突っ込んで行くとか牛みたいで笑えたわ!!!」


「ハッハッハッ!!確かにな しかもアイツ『与えたダメージは俺の方が多いはずです!』とか言ってたよな?なに勘違いしてんだよって思った!!」


「アッハハ♪言えてる〜本当に脳みそ 牛なみなんじゃないの?」


「おいおい!お前らいい過ぎだって あんな雑魚でもアイテム運だけは良かったし俺らに貢献してくれたじゃねぇか?ハッハッハッ!!!」


「おい直樹〜!!お前の方がひでぇ事言ってるぜ?レアアイテム欲しい時にまたアイツ誘ってやったら?馬鹿だから喜んでついてくるぜ?」


 やっぱり俺は最強のプレイヤーだ!世界ランキングに載ってるって時点で他とはレベルが違うこんなヌルゲーすぐに攻略してやる。


 そうすればみんな俺を称えるその他大勢の雑魚どもが俺を見上げているのは最高に気分がいい。


「直樹〜今夜も家に行っていい〜?」


「いいぜ!寝られると思うなよ?」


「いやだ〜♡こわ〜い♪」


「お前ら本当仲いいよな?羨ましいぜ 俺なんか全然モテないからさ〜」


 沙羅は頭は軽いが身体だけは最高だからな しかも親が金持ちで羽振りもいい 本当は他にも女はいるがバレてはいない 俺ってホント勝ち組だその大勢とは違う選ばれた人間 このゲームを始めてからいい事ばっかだ さっきの雑魚とは違う。


「真斗 お前めちゃくちゃモテるじゃねぇかよ?女取っ替え引っ替えしてるの知ってんだぜ?」


「うわーマジ?ドン引きだわ〜ハッハッハッ♪」


「だよな〜コイツ女癖悪いからな!」




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