冒険の始まり
彼は24歳独身ニートの伊織要運動も勉学も秀でた才能もナシ。
俺にはネトゲがあれば生きていけると豪語している完璧なネトゲ廃人だった。
「おいおいどこだよここ...」
そんな彼が目覚めたのは何もない草原だった
確かに昨日は薄暗い衣服や食べ終えたカップラーメンのゴミなどが散乱したマイホームにいたはずだが今はどこかもわからない心地よい微風が吹くぽかぽかした草原の上にただ寝転がっていた
気持ちがいい...外の空気や風を感じたのは久しぶりだ、
プニッ
ふと右手に不思議な感触があった
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!なんだこれ!」
要の右手には透き通った水色のぷにぷにしたものがあった
驚いた要はその不思議な水色のぷにぷにを思い切り放りなげ思いっきり逃げた、
こんなに走ったのはいつ振りだろうか、息が切れる。下腹が痛い。
気付いたら煉瓦でできいる道らしきものに出ていた。
まだ気持ちの整理ができないまま道なりに進んでいる。
「はぁ、はぁ、なんだったんだあれ、それにここはどこなんだ?」
しばらくゆっくり息を整えていると。
ポヨン ポヨン
逃げて来た方向から嫌な音が聞こえた。
「あんだけ逃げたんだ流石にな・・・」 嫌な予感がしながらもふと振り返る
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
やっぱりださっき投げ飛ばしたはずのぷにぷにが襲い掛かってきたのだ!
24年間生きてきて見たこともない生物?が襲って来たのだ。要はパニックに陥った。
とうとう俺の人生もこれで終わりなのか、そう思った時要の前に1人の少女が現れた。
透き通るような白い肌、女神の様な美貌、そして何より美しい燃えるような紅い髪!
要が彼女に見とれているのをよそに腰に挿した剣を抜き一瞬で目の前のぷにぷにを切り伏せた。
その時要は思った。
目が覚めたら見知らぬ場所に、得体の知れない生物らしきもの、目の前に現れた女神の様な少女、彼が24年間のネトゲ知識を使って導き出した答えはただ一つ!
これは...これは....異世界転生ハーレムというやつなのでは!?
とうとう俺TUEEEが出来るのか!よし、ここはビシッと決めよう、
「助けてくれてありがとう。俺は伊織要。要でいいよ」 「君の名前は?」
『ちょっとどいて、スライム如き倒せない雑魚に名を名乗る必要はないわ。』
え...?そんなことってある?
一瞬にして異世界転生ハーレムの夢が消えたのであった。
ご覧いただきありがとうございます。
初投稿なのでアドバイスなど頂けると幸いです。
これからもよろしくお願いします。