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不安な奴は読め。  作者: こども
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死ね

 僕は弱いからすぐ死にたくなる。きっとこの先何十年とこうやって繰り返していく。死にたくなったら髪型を変えたり、美味しいもの食べたり、旅行したり、服買ったり、そんな些細なことで生き永らえるしかない。何してもダメな時はもう、誰かに甘えるしかない。誰にも甘えられない夜には、「死ぬ」こと以外で朝陽が昇るまで時間を潰さなきゃいけない。これがすごく難しい。


 一つだけ重要なことは、「死にたきゃ死んだっていい」ってこと。あなたが死んだら親しい人たちは悲しむけれど、世界は一ミリも変わらない。そんなに死にたければどうぞ、死んでください。表向きはもちろん「みんなで生きよう」だけど、世界はやっぱりそうやってできている。


 悔しいからとか、何かのためにとか、そういう理由では生きていけない人間が人生に悩む。やりたいことがなくて、愛してくれる人がいなくて、生きる理由なんか何一つない。馬鹿にしか響かないような気持ち悪いポエムにしか出会えない。本当に優しい歌は、でかい声で勇気と希望と恋だの愛だのを歌うやつらにかき消される。「悩みがあるなら話してくれ」と言われて話せば笑われる。


 楽な生き方なんかない。救われる一言なんかない。運命の人も、運命の本もない。死にたきゃ死ねる。生きたきゃ生きれる。


 どれだけ勉強しても、本を読んでも、語彙が増えても、表現方法が増えても、大切なことは何一つ伝えられない。顔も見たことないお前らに、「生きろ」なんていう残酷なことしか言ってやれない。

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