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不安な奴は読め。  作者: こども
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深夜、道路のど真ん中を散歩する。

 夕暮れの空は線を引いたように朱色と紺色に分かれていた。綺麗だと思った。嫌なことばかりで、ムカついてばかりで、不平等で、全く報われない世界を生きている。これを書くのにきっと15分くらいかかる。900秒。書き終わる頃にはどっかで450人死んで、500人生まれている。


 笑って生きてやろうと思う。馬鹿ばっかで、どうしようもない奴らばっかで、毎日悔しくて、なぜかつらくて、泣きたいのに涙も出ないことばっかだけど、笑ってやろうと思う。


 困っている人がいたら助けてあげたいと思う。何一つバカにせずに生きたいと思う。何事も必死にやりたいと思う。大切なものの一つや二つ守りたいと思う。人間を信じたいと思う。


 そういうことを、恥ずかしがらずに、堂々とできるようになりたいと思う。


 何にも染まらず、静かに生きていく。透明で柔らかくて弱々しいまま、まっすぐに生きていきたい。


 

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