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心に疲れを感じているあなたに捧ぐ。
泣きたい時は、もう腫れる瞼がなくなるくらい泣く。
叫びたい時は、喉から血が出るくらい叫ぶ。
逃げたい時は、足が千切れようが腕がもげようが這ってでも逃げる。
何にもしたくない時は、何かしたくなるまで絶対に何もしない。
死にたい時は、命を失う以外で死ぬ事ができたら、気休めくらいにはなるかもしれない。
何にもしない。だらける。一ミリでも負荷のかかることは遠ざける。徹底的に、命をかけて逃げる。人に迷惑をかける。気を遣われる。根暗でいる。
弱い自分を肯定なんてしなくていい。悔しいと思いながら、でも今は何にもできないままに床に臥していれば良い。弱い自分を弱いまま好きにならなくて良い。何一つ無理しない。絶対に。
落ちるところまでちゃんと落ち切る。それだけはやり切る。そうして少しだけ退屈を感じる日が来る事を待つ。
勇気がいるけれど、本当に本当に大事なこと。




