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不安な奴は読め。  作者: こども
127/138

本当に役立たずでごめんなさい。

「そんなに死にたいなら、誰にも迷惑かけないところで死ねばいいじゃない」


「迷惑だとしても、誰かにとめてほしいんだ」


「本当に迷惑」


「生まれてから役に立ったことがないんだ」


「じゃあ1日だけ、私の為に生きてみればいいじゃない」


「膵臓を寄越せってこと?」


「もちろん」


「別にいいんだけれど、合わないだろう」


「少なくとも私のよりは役に立つわよ」


「そんなに生きたいなら、どうして誰かに迷惑をかけてでも生きようとしないんだい」


「本当に鈍臭いのね。あなたがいなきゃ意味ないじゃない」


「そうか。本当に役立たずでごめんね」


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