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真っ白な牢獄の僕は

初投稿です!拙い文章ですが、生暖かい目で見守ってやってください!

僕が生まれてから何年がたったのだろう。

終わりの見えない[暇]の中、僕は考える。

で日々たくさんの人間が生まれ、死ぬ。

生まれてきた人間は理由はどうあれいつか「死ぬ」

そんな当たり前のことが自分だけ当てはまらくなかったなんて今でも信じられない。けれど僕は生まれてから途方もない時間を

生きて、生きて、いきつづけている

「誰か終わらせてくれないかな」

無人の部屋で僕はポツリと呟いた。

それに応えるように、目の前の壁がガラガラと音を立てて崩れ武装した人間が部屋に押し寄せてきた。

「退屈しのぎになればいいけど」

僕は銃を突きつけてきた目の前の人間に対し拳を振り下ろした。



「これじゃあ退屈しのぎにもならないよ。もっと頑張ってくれなきゃ」

襲ってきた武装集団を一層した僕はその内の1人の上に腰掛けた。

うめき声を上げながらその男は「確かに俺は貴様の脳天をブチ抜いた!なのに何故生きているんだ!」

と叫ぶ。

「お前に言っても分からないよ」とだけ答え、僕はその集団のリーダーらしき人物に問いかけた。

「何故僕を襲った?目的は何だ?」

問いかけと同時に顔を覆っていたマスクを引き剥がした。その瞬間背後から打たれたが気にしない。それよりも、

驚いたことに集団のリーダーは女性だった。

「女の人がこんな物騒な集団のリーダーなんて。」

「女で悪かったな。」

「綺麗な女性は大歓迎だよ。でもそんなことより」と、僕は彼女に奪った銃を突きつけた。

「もう一度言うよ。目的は何だ?」

それは、、、と言った瞬間、彼女は倒れた。全身から血を流して。彼女だけでなく、他の男達も全員同じように倒れていた。

この時、この瞬間から僕の「暇」はガラガラと崩れた気がした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ずっと住んでいた部屋は一瞬で血の海へと化した。それほど広くは無かったが、住みにくい訳ではなかったマイホームに別れを告げ僕は外へと踏み出した。

数百年ぶりだろうか。最後に見た景色と全く違う風景が広がっていた。

そもそも僕の家は地下にあったので日の光は入ってこない。数百年ぶりの日光はとても鬱陶しかった。

目の前には百年前には無かったビルや良く分からない乗り物が浮かんでいる。

周りの人間の服装も、僕とは全然違う。見渡す限りビルがそびえ立っていた。

目の前で死んだあの女性が最期に何を言おうとしたのかは僕には分からない。

けれど僕にはもう、どうでも良かった。

初めてオモチャを手にした赤子のように僕は興奮していた。

何もかもが真新しい街を眺めていると警察官らしき人物に声を掛けられた。僕がいた時代とは全然違う格好をしていると思いきやあまり服装は変わっていなかった。しかしその手に握られていたのは物騒な代物だった。

「何故貴様がここにいる!!また我々人類を恐怖に陥れようとするのか!」

僕にはこの男が何を言っているのかが分からなかった。ただ、何者かに撃たれ意識を失う直前までら目の前の警察官は僕へ向けた銃を下ろさなかった。


何故、警官が銃口を突きつけたのかは、特性故の悲しさです。

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