4話 スキル
どーもMINOです
いやー、仕事の都合で全然更新出来なかった(>_<)
読んでくれてる人のためまた今日から頑張って行きます
五歳の誕生日の夜
オレ、ユキ・ガルアはある部屋の前に来ていた。
コンコン
「お父様、ユキです」
「入って良いぞ」
「失礼します」
部屋に
入るとお父様、オクシ・ガルアはお母様、アクア・ガルアとともにベッドに腰掛けていた。
お父様は金髪碧眼でかなりのイケメンだ。お母様は黒髪で瞳は黒色、日本人みたいな感じだな。お母様もかなり美人だし、しかも、出るところは出て、へっこむとこはへっこんでるし、お父様羨ましです。
もちろんそんな、美男美女の子供のオレも、かなりイケメンだと思う。
髪と瞳はお母様譲りの黒色で、余り生まれ変わった気がしないわけでもないが、まぁいいか、、、
「すまないな、ユキ、誕生日を祝ってやれなくて」
「本当にごめんなさいね。本当は盛大にパーティーしたかったんだけど、、、」
「いえ、お父様お母様、事情は僕もお伺いしていますので、そんなに悲しい顔は止めて下さい」
「ユキ、お前は本当に出来すぎた息子だ」
そう、この世界では五歳、十歳、十五歳と平民でもパーティーをして祝う風習がある。が、俺の場合は父オクシ・ガルアが幼少の頃他国からの暗殺にあったため、存在事態が秘匿されている。
「お父様、一つお願いがあるのですが。宜しいですか?」
「おおぉー、ユキが自分からお願いとは珍しい。どれ言ってみなさい」
「はい、では剣術と魔法の鍛練をしたいと思うのですが」
「うーん。それはならん」
「なぜですか?」
「お前の存在は皆には内緒にしている。鍛練をするためには誰かに習わなくてはならん。それでガルア王国の跡取りの存在が外に漏れるかもしれない、そうなればお前も私の時同様暗殺を図られるかもしれない。分かってくれるか?」
もしかして、お父様てかこのクソオヤジはめちゃくちゃ親バカなのか、なら、、、
「では王の息子王子としてではなく、ただのユキとして、師団育成学園に入学するのはどうでしょうか?」
「ふむ、ユキ、なぜお前はそこまで鍛練がしたい?」
「はい、今はまだ攻めて来ていませんが、必ず他国からの侵攻があると思っておりますので、それまでに、民、国を守れる力を付けておきたいと思っています」
てか絶対にあるんだよ。神様たちの国取り合戦なんだから。
「確かに、毎年女神様からのお告げで、他国からの侵攻には気を付けよとは言われているが、、、お前はまだ入学できる年ではない」
確かにそうなんだよ。けど、、、
「いえ、確かに年齢的にはムリですが、特例はあるはずです」
そう戦闘系のスキルを持つ者は、特例で入学できる年十歳になっていなくても入学できる。
俺のスキルは無詠唱確定してるし、いけるだろ。
「確かに、五歳の誕生日に女神様より授かるスキルが、戦闘に有意義なものなら、特例は認めているが、、、では今夜女神様よりどんなスキルを授かったかで決めるとしよう。それでもいいか?」
「はい。ですが戦闘系のスキルなら、必ず入学させて頂きたく思います」
「分かった、、、まったく、何を言うかと思えば、初めてのワガママがこんな大変な事だとは思わなかったよ」
「申し訳ありません」
「良い、お前は普通の子供のように、手がかかる事は無かった。それに比べたら、これぐらいはどうと言うことはない。だが、スキル次第というのを忘れるなよ」
「はい。ではこれで失礼します」
「あなた。本当にそんな条件だして良かったの?」
「あぁ、大丈夫だろう数あるスキルのなかでも、戦闘系統は数が少ない、もしユキが戦闘系統のスキルを授かるのなら、それは女神様のお告げの一つなのかもしれない」
「はぁー、あなたがそう言うのなら反対はしませんが、私はとても心配です。もし入学する事になったら、学園は全寮制、三年は会えないんですよ!」
「そうなれば、学園の見学などに行くといい。なぁーに、心配ないさ私達の子供だからな」
さてと、話は決まったが、確かスキルは寝てる時に貰えるだったな。
ちょっと早いけどもう寝るか。
「わぁーい♪久しぶりだねぇー♪」
「出たな女神。てかここどこ?」
「出たなとか失礼だね。久しぶりに合ったのに、感動のハグもなしなんて」
「球体に抱きつく趣味はない。とりあえず、ここどこだよ?」
「あー。ハイハイ。ここはあなたの夢の中、スキルの譲渡は夢の中でやるんだよ♪」
「そうかい。じゃあさっさとくれ」
「君は本当に冷めてるなぁー。まぁ久しぶりなんだから、少しお話しようーよー♪」
「まぁ別にいいけど」
「どう?向こうの世界は?楽しい?」
「どうもこうも、王子様として何不自由してませんが」
「うんうん♪そーだろうね♪お父さんお母さんに愛されて、幸せそうだったね♪」
「あぁ、とっても優しい人達だよ。愛されてると凄く感じてる」
「でも本題は忘れちゃダメだよ♪」
「分かってるよ。無詠唱のスキルのお陰でこの年から鍛練出来るんだ。しっかりと働かせて頂きますよー」
「うん♪じゃあもう朝だから早く起きなよ♪」
「えっ、、、スキルくれないの?」
「もう起きたら出来るよ♪無詠唱でバンバン魔法使えるから♪」
「そうか、じゃあ行って来るわ」
「うん♪頑張ってねぇー♪」