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 少女はベンチに腰かけ、遠くに見える海を眺めていた。


 そこはお気に入りの場所。


 地元から少し離れているため、知り合いに会うこともなくゆっくり過ごせる場所。


 嫌なことがあればここに来て海を見ながら本を読むのが定番となっていた。


「なんであんないじわるするんだろう……」

 海を進む大型の貨物船を見ながら呟く。


 少女はいつも一人の男子クラスメイトにからかわれていた。


 その男子はクラスで一番の人気者で委員長も務めている。


 運動ができて話が面白いため、とても人気なのだ。


 だが少女に対しては接し方が違う。


 他の生徒より少し成長が早い少女の体のことをからかってきたりして困っていたのだ。


 そんな嫌なことがあった日はここでのんびり過ごし、嫌なことを忘れるようにしている。


 今日もこの場でゆっくり過ごそうと思い、図書室で借りてきた本をランドセルから取り出す。


 海の音を聞きながら本の世界に浸れば嫌なこともすっかり忘れられる。


 さあ、読もうと本を開いた瞬間――、声が聞こえてくる。


「あれ、僕のお気に入りの場所に誰かいる……」


 少年の声だった。


 少女からすればここは“自分のお気に入りの場所”であり、声の主の場所ではない。


「違うよ。ここは私のお気に入りの場所なんだから」

 そのことがちょっと気になってしまった少女はつい口に出してしまう。


「そうなんだ。でも僕もお気に入りなんだ」


 だけど少年はそんな少女の言葉を聞いても柔らかく返すのみだった。


「……座る?」


 少年を邪険してしまったことにばつの悪さを感じた少女は少し端により、ベンチにスペースを作った。



「ありがとう。本読んでたの?」

 少年は笑顔でお礼を言うと少女の隣に座り、話しかける。


「うん。昨日借りてきたの」


「へぇ」


 少年は少女の見せた本のタイトルに興味が湧かなかったのかそっけない返事を返す。


「あなたは何しに来たの?」


 少女は本を置き、少年に尋ねる。


 ここは海は見えるがベンチが一つだけで他には何もない。

 周囲は走り回ることなど叶わない広さしかない。

 子供が一人で来ても楽しめる要素など皆無なのだ。


「んん〜と、クッキーを食べにきたんだ?」


「クッキー?」


 少年の答えが予想外だったため、少女は首を傾げる。



「そう、ここへ来れるのも後少しだからね。これ、僕が作ったんだよ。食べる?」


 少年はそう言うと紙袋を取り出し、中を開いて見せた。

 小さな紙袋の中には真っ黒なクッキーが詰まっていた。


「え……、真っ黒」

 チョコレートやココアの色味とは程遠い黒さに驚く少女。


「あはは、ちょっと焼きすぎちゃったんだ。でも来月までには上手くなる予定」


 頬を掻きながら苦笑いする少年。

 どうやらクッキー作りはまだ練習中の様子。


「来月?」


 少女は少年の口から出てきた“来月”という言葉が気になった。

 この場所を訪れた理由を話したときにも似たようなニュアンスを感じ取れたためだ。



「うん、来月引っ越すんだ。その時、友達みんなにプレゼントしようと思って今練習中なの」

「そうなんだ」


 少女は少年の説明に納得する。

 そして、プレゼントにクッキーを送るなんて面白いなと思ってしまう。


「食べる? 色はひどいけど美味しいよ?」

「うん……。う〜ん」


 少女は少年が勧めるままにクッキーに手を出した。

 だが、その味は見た目通りのものだったため、言葉に詰まってしまう。


「だめ? じゃあ明日はもっと美味しいのを作ってくるよ!」


 少年は少女の反応を見てがっかりするもすぐに元気を取り戻す。

 今日はだめでも明日ならもっとうまく作れるだろうと思ったためだ。


「え?」


「明日は来ない?」


 言外に“来るよね?”と目を輝かせる少年。


「来ると思う」

 そんな少年の期待の眼差しを見て少女はつい来ると答えてしまう。


「じゃあ約束ね」


 と、少年は小指を出した。


 少女は恐る恐る少年へ小指を差し出し、指きりげんまんをする。


 …………


 それから毎日、少女は少年と一緒にクッキーを食べる事になる。


 少年の作るクッキーははじめこそ首を傾げる味だったが日を増すごとに上達していき、際限なく美味しくなっていく。


 少女はいつしか放課後に食べるクッキーが楽しみになっていた。


 学校で嫌なことがあっても放課後には少年に会え、二人でクッキーが食べれると思えば元気になった。そのせいもあり、学校生活も少しずつ苦でなくなっていく。


 少年と毎日会い、楽しく話す。


 ほんの僅かな時間だけなのに。


 ただそれだけで丸一日が華やいだ。


 どんなことがあってもここへくれば大丈夫、――だけどそれだけではいけない。


 少女はいつしかそう考えるようになる。


 少年は楽しみでクッキーを作っているだけだったのだろうけど少女にはその姿が諦めずにずっと挑戦し続けているように見えてしまったのだ。


 だから自分もそうありたいと思った。


 少年と同じように挑戦し続ける。


 そう心がけて生活すればきっとクッキーは何倍も美味しくなるという確証があった。


 段々といじわるをしてくるクラスメイトのあしらい方を覚え、友人の協力も得て、学校生活が穏やかなものへと変わっていく。


 毎日が充実し、明日が楽しみになっていく。


 が、楽しく感じれば感じるほど一日の経過時間の体感速度はどんどん早くなっていく。


 そして、あっという間に月日は流れ、とうとう少年が引っ越すと言っていた日になってしまう。


 最後の日、少女は少年へプレゼントを持ってきていた。


 お別れとクッキーのお礼にと少ないお小遣いで色々悩んで購入した物だ。


 少女はプレゼントを受け取ってくれた少年の顔を想像し、ちょっとそわそわしながらベンチへと座る。


 いつも少女が先に来てベンチに座って待っているが今日もそれで最後だ。


 お礼のプレゼントをちゃんと渡せるかなと考え事をしていると少年の声が聞こえてくる。


「今日で最後だね。でも今日のは自信作なんだ」

 少年は笑顔を見せ、少女の隣に座った。


 そしてクッキーが入った紙袋を開いてみせる。


「今までも美味しかったよ?」


 はじめこそ首をかしげる味だったがそれ以降はずっと美味しかった。

 それは少女の本心、嘘偽りのない気持ちである。


「食べてみて」


 と、少年が差し出してきたクッキーは普段よりも更に凝った作りのものになっていた。クッキーはチェス板のように黒と白でとても細かい格子柄になっており、少年のこだわりが窺える。


「うん。美味しい」


 食べる前から美味しいことはわかっていたけれど、口に入れればその言葉が自然と洩れる。


「今まで味見に付き合ってくれてありがとう。今日、学校で皆に渡したら凄く喜んでくれたよ」

 少年はプレゼントがうまくいったことにとても喜んでいる様子だった。



「うん、良かったね。これ……、今までのクッキーのお礼」


 そんな笑顔で一杯の少年へ向けて少女は俯きがちに綺麗にラッピングされた小さな紙袋を手渡す。


「ありがとう。開けていい?」


 少年はプレゼントに驚きつつも満面の笑顔で受け取ってくれる。


「うん」

「あ、丁度一緒のクッキーだね! 大切にするよ」


 綺麗にラッピングされた紙袋の中身はクッキーのストラップだった。

 ストラップは今日少年が作ってきたクッキーと偶然にも同じ種類のものだったのだ。


 お互い意図したわけでもないのに同じものになってしまっていたことに二人で顔をほころばせる。


「……うん」

 少女は少年が喜んでくれた顔を見て自然と笑顔になる。


 だけど、そんな時間はあっという間に過ぎてしまう。


 お互い帰宅する時間となり、最後の時が来る。


「じゃあ! これ、ありがとうね!」

 少年は元気一杯の笑顔で手を振る。


 その手にはストラップの入った紙袋が握られていた。



「元気でね」


「うん、君も!」


 お互い力一杯に手を振る。


 少女が見送る中、少年の背が遠ざかって行く。


 そこで世界が白み、何も見えなくなってしまう。



 完全に真っ白になり、何もなくなる。


 …………


「ん……、寝ちゃってたか」


 まぶたを開けた姫川はそう呟いた。


 今日は早起きしたうえに今いる室内の暖房がしっかり効いていたため、ついうとうととしてしまったようだ。


「久しぶりに見たな……」


 ついさっき見た夢を思い出す。


 たった一月の出来事であったがとても印象に残っていた。


 今でもその時のことを鮮明に覚えているし、たまに夢でも見る。



「目の前に本人が居たせいかもね」


 目を覚まそうと軽く伸びをした姫川は眼前の人物にいらずらっぽい視線を向けた。


 が、返事が返ってくることはない。

 代わりに脈拍を告げる電子音が規則正しく鳴り響くだけだった。


 姫川の熱い眼差しは目を閉じたままの人物を捉え続ける。


 ずっと会いたかった相手。

 ずっと話したかった相手。


 転入してきたときは気づかなかった。


 同じクラスになってスマホを見て気づいた。


 バスで隣の席になったときには頬が緩みっぱなしだった。


 が、当の本人は以前にかけられた疑いのせいで皆と距離を置いていた。

 それは姫川にも同じであり、席が隣になったからといって何かが進展するわけでもなかった。


 疑いをかけられた当時、姫川はなんとかその疑いを晴らそうと懸命に色々と行動した。


 だが、それがまずかった。


 そんな献身的な姿勢は女子からの不評を買ってしまったのだ。

 男子からももう止めた方がいいと諭されるほどに。

 そしてそこまで動き回っても何一つ成果を上げられず修学旅行の日になってしまった。


 隣の席になったので言いたかった。

 あなたとは小さい頃に会ったことがあるんだと。

 その時とても励まされたんだと。



 姫川は笑顔のまま軽く睨んでみせ、相手の頬をつつく。

 が、やはり返事は返ってこない。

 代わりにとても穏やかで寝息のような呼吸音が聞こえてくる。


「私は気が付いたのになんで気付いてくれないかなぁ。そりゃあ私はストラップで分かったっていうのもあるけどさ」

 姫川は尚も頬をつつく。


「……昨日ね、蛭皮君が意識を取り戻したの」

 手を止め、静かに話す。


「みんな起きちゃったよ? あとは塩沢君だけ」

 宙をさまよった姫川の手はいつしかひざの上に落ち、きつく握られていた。


「みんな待ってるよ。何故か知らないけどみんな目覚めると塩沢君のこと聞いてくるんだよ?」

 そう言って姫川はベッドの上に横たわる塩沢を覗き込む。


 そこは病院の一室。

 そこはずっと治療を続ける塩沢剃兎の病室。

 塩沢剃兎は意識不明の状態でずっと眠っていた。


 塩沢だけではない。

 バス事故に巻き込まれた姫川桃香以外全員だ。


 あの時。

 バスにヘリが衝突した時、不思議な事が起きた。


 姫川は塩沢に庇われながらその一部始終を目撃した。


 ヘリがバスに衝突し、凄まじい爆炎が車内を包み込む。

 更にヘリ衝突した衝撃でバスが急停止し、シートベルトをつけていなかった者は爆炎が立ち込める前方へと吹き飛ばされた。


 後部座席から前方へ吹き飛ばされた者、前の座席に座っていた者から順に炎と衝撃波にやられ、見るも無残な姿へと変わっていく。

 炎は容赦なくバス全体を包み込んだ。


 姫川はたまたまシートベルトをつけていたため、座席から弾かれることはなかったが大半のクラスメイトはその身を宙に投げ出されてしまう。

 そんな中、塩沢はひたすら座席を掴み続け、姫川を庇い続けた。


 だが、限界が訪れる。


 姫川の眼前で塩沢も炎に巻き込まれ、爆炎の中へと吸い込まれていく。


 炎が車内を蹂躙し、残すは姫川のみとなった瞬間、異常が起こる。



 ――時間が停止したのだ。


 本当に停止したのかはわからない。


 が、姫川の目にはそう見えた。


 全てのものが静止し、動かない。


 炎も、空中に投げ出されたクラスメイトの残骸も。


 そこからは目を疑う現象が起こり続ける。


 まず、静止した世界の中で炎が消える。消えてしまう。

 消火という意味ではなく、存在がなくなってしまったのだ。


 次に負傷したクラスメイトたちが体を復元しながら巻き戻されるように自身の座席へと帰っていく。


 火傷まみれだった姫川の体も元に戻ってしまう。


 そして、衝突したヘリがクレーンゲームで取られたかのように不自然な挙動で高速道路の隅に移動させられる。


 最後にバスの復元がはじまる。


 復元されて時間が動き出すのかと思えばそうではなく、ヘリと同様、不自然な挙動で道路の隅へと移動させられた。


 バスが宙を浮いて隅へと移動し道路へ着地した瞬間、停止していた時間が動き出す――。


 動き出してしまう。


 表面上、全てが元通りになったその場の時間は動き出した。


 が、元通りになっていないものもあった。


 それはバス搭乗者の意識である。


 バス内で死亡した全員。


 つまり姫川を除いた全員の意識が戻らなかったのだ。


 体は復元し爆発前となんら変わらない状態だが意識がない。


 心臓は脈打ち、呼吸をすれど起きる事はなかったのだ。


 驚愕する姫川の眼前で皆の意識が戻らないまま時は活動を再開してしまう。



 そして誰一人死者を出すことなく、事故は収束していく。


 そのまま痛ましい事件として終結していく。


 ――だが、それで終りではなかった。


 事態が発覚し、全員が緊急入院するも原因は不明。


 容態は芳しくなく、小康状態が続く事となる。


 一人残された姫川は悪意ある報道などの標的にされることを危惧した教師や保護者の支援により密かに転校。その後、矢面に立たされることもなくしっかりと勉学に励み、今に至る。


 病院に入院した者達は事故から一ヵ月後辺りを境に次第に意識を回復しはじめる。


 回復した者達は心身共に全く異常がなく、すぐに日常生活へと戻ることとなった。


 だが、症状が全く同じなのに回復する速度は様々。


 起きる者もいれば起きない者もいる。


 病院側はそんな状態に頭を悩ませることとなった。


 しかし月日が経つにつれ皆順を追って順調に回復していく。


 そんな中、姫川が待ち望んでいた相手は一行に意識を取り戻さなかった。


 最後に残ったのは聖谷、蛭皮、塩沢の三人。


 数日前に聖谷が目覚め、先日蛭皮が目覚めた。


 とうとう残されたのは塩沢一人である。


 はじめは大部屋での入院だったが今は個室へと移動し塩沢一人。


 姫川は最後に残された塩沢の寝顔をじっと見つめていた。



 ――と、そんな二人のいる病室の扉が開く。



「あら、おはよう。今日は早いのね」


 入ってきたのは看護師だった。

 その挨拶は塩沢ではなく、側に座る姫川へと向けられたものである。



「あ、おはようございます。今日は放課後に手続きがあるので先に来ました」


 看護師へ快活に応える姫川。

 毎日のように会う相手のため気心が知れたような会話を交わす。


 実はクラスメイトのほぼ全員が回復したため、姫川も今日から元の学校へ転入するのである。


「そう。塩沢君も毎日お見舞いに来てくれる人がいて幸せね」


「でも、もうすぐ来なくて良くなるかもしれません」


「え?」


「みんな起きたんです。きっと塩沢君も……」


「そうね。じゃあ、遅刻しないようにね。いってらっしゃい」


「はいっ」

 姫川は笑顔で返事をする。


 看護師は姫川と会話しながら検温と機材のチェックを済ませ部屋を出て行った。


「そろそろ時間みたい」


 側にあった置時計を確認した姫川は寝息を立てる塩沢を覗き込む。


「じゃあ、行ってきます」


 姫川は塩沢に微笑みかけると病室を後にした。


 …………


 姫川がいなくなり、規則的な機械音だけが響く病室。


 そんな誰もいなくなった病室で塩沢の手がピクリと動く。


 ほんの僅かだが確実に。


 ただ一度だけ動いたわけではなく、数度。


 その感覚は徐々に狭まり、大きくなり、より確かなものへと変わっていく。


 今まで動かなかったのがウソのように力強く、何かを手繰り寄せるように。


 そしてグッと握り拳を作る。




 すると何もなかった拳の隙間からサラサラとした白い粉状の何かが止め処なく流れ出る。




 それと同時に重く閉じられたまぶたが少しずつ、ほんの少しずつ開く。



 ――目覚めの時は近い。










これにて完結です。


一応補足しておくと夢オチではなく、魂だけが移動したといった感じです。


世に出ているチーレムものの中で一番塩分濃度が高い作品を目指して執筆しましたがいかがでしたでしょうか?


中身は変えていないのにタイトルとあらすじを変更してから急にPVが伸びたのには驚きました。

……話数が終盤に近づき苦し紛れにやったことでしたが今となってはもっと早く変えていればとちょっと後悔してます。




作中で触れなかった部分の補完としてヒルカワの不良になったいきさつとガスマスクの男の異能について軽く書いておきます。(ソルトが知りえることが出来ない情報なので作中で書くことができませんでした)


ヒルカワは元々は好青年で将来を有望視されたバスケットボールプレイヤーでした。

ですが生来から持ち合わせた高身長という優位性に嫉妬したライバル校の生徒に暴行を受け肩を負傷、片腕が水平までしか上がらなくなってしまいます。そのせいで自暴自棄になり不良となったという設定でした。

ソルトは最近転入してきたのでヒルカワの過去や不良になった理由は知ることができませんでした。マーシャルアーツについて知っていたのは武勇伝的に広まっていた話を耳にしたといった感じです。


ガスマスクの男の異能はテイム。

従えたモンスターを意のままに操れる異能です。


異能はポイントを消費するタイプのもので初期状態で百のガチャポイントを持っており一ポイント消費で一回、十ポイント消費で十一回ガチャができ、ガチャで引いたモンスターを使役できる能力です。ガチャポイントはレベルアップと同時に増加、またガチャポイントはガチャ以外にも色々と使える用途がある、といった感じで考えていました。

ガチャで引くモンスターは一体とは限らず、ゴブリン×一〇〇みたいな結果になるものもあるといった感じです。


以上です。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

楽しんで頂けたなら幸いです。



面白かったらブックマーク・評価を頂けると嬉しいです。



というわけで本日から長編の「異世界転生したけどヒロインなんていないしハーレムとも無縁だが酒が旨いし自由を満喫するぜ!」 の更新を再開していきます。


良かったら読みに来てください!


本作とは真逆のジャンルなのでお読みになられる際はあらすじに記載されている注意事項をご確認下さいますようお願いします。





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本作とは真逆のジャンルになるため、お読みになられる際はあらすじの注意事項を確認下さいますようお願いします。

   

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