表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勘押しは許してっ!  作者: 瓦斯と炉
9/45

第一章四話「本名押ししてみた」

イクルミのペーパーの順位は4位だった。イクルミ自身妥当な結果だと思っていた、先輩が卒業して新入生が入部して初めての部内杯であることを考えれば当然の順位である

「次のラウンドは2グループに分けて32×の早押しクイズを行います」


3問正解で勝ち抜け、2問不正解で失格というルール


「ただし1年生はアドバンテージとして23×になります」


1年生にも優しい(はずの)企画である


企画参加者は14名のため7人グループを2つ、つくることになった


イクルミは後半グループ、カブラタは前半グループであった、おそらくペーパークイズの順位の数字が奇数偶数でわけているのだろう


「あ、いい忘れていたけど勝ち抜けは3名です」


イクルミは少なくとも1年生には格の違いを見せつけたいと思った


「まずは前半グループ、ボタンについてください、ではカブラタからボタンチェック」


ボタンチェックとは簡単にはいえば、ボタンを試し押しして正常に作動するか確認する行為である

ポーンと響く電子音、その後すぐに流れる正解音、それが7回繰り返された

「皆さんボタンは大丈夫ですね」


皆、ボタンをすぐさまに押せる体制をとっている

「それでは参ります、1問題目−−、本名は『カイハツヒカル』/」


押したのはカブラタだった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ