プロローグその4
「うまくチャージするにはどうしたらええんや」
『チャージ』とは確定ポイントよりも押すことである。
「おれ、あんまりチャージとかしないしなぁ、おまえ不必要にやる意味あんのか、前みたいに」
チャージは確かに解答権をとれる確率を高めるものだが、確定前に押すため、その時点では正解となりうる選択肢が複数あるため、誤答する可能性が高い。勘で当てるしかないのだ。基本的にポイントで負けてる側が行う諸刃の剣的な戦略である
「オレは、ただ単に『5文字押し』したいの!『マーカス島』ぐらいで押したいの!!超能力みたいなことがしたいの!!」
「はいはい、わかりました、神経図太いのう」
結局、答えは出ず、駄弁っただけだった。そして帰り際
「なぁ、カブラー、なんで『チェコの建築家』で『原爆ドーム』なんだ?」
「それはおれも、知りたい」
二人は解散して、それぞれ帰宅した
筆者のガストロです。
人によって解釈は異なると思いますが、この作品ではチャージと勘押しを確定ポイントより前に押すという意味で使っております。
僕は勘押しでやったらめったら当てるひとを超能力者だと思っています
チェコの建築家の件は実際に私が目撃した場面があったので書きました(本人にとっては確定ポイントかもしれませんが)私にとっては明らかに確定前で押したように思えました。そして正解。なんかよくわかんないことが起きてると、ヤン・レツルをいう前に答えているのが不思議でなりませんでした。
まぁ、そのときは単純な知識不足だったのですが、今でもクイズの大会に参加したりするとそういった場面に遭遇します。
クイズやってるひとたちのこの小説への反応を見る限りクイズ界の現状やクイズ界の闇みたいなものを感じて辛いという感想が見受けられましですがた(筆者自身そう思ってる)
私自身クイズ研究会に所属していたのでクイズ界の現状みたいなものを書いてしまってるのですが、やはり先鋭化してるのは事実だと思います。クイズの強さを維持するのが辛くて、引退するひともいます。でも、あらゆる競技はいい面もあれば、悪い面もあります。その両面があってストーリーができるのだと私は思います。そういうふうに筆者は思ってるため、悪い面も書くのは仕方ないと思ってください。すべての人が納得できるものが作れるとは思ってないので不定期ですけど気楽に続けていくつもりです。
まぁでも、このままだとガチガチ部活ものにしかなりえないのでなんとかゆるふわ部活ものに脱却したいんですけど、どうしたらいいんでしょ?手っ取り早いのは女子を登場させることなんですけど、いいキャラが思いつかないんですよね。アイデア募集してます。