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『思想』という学問への20の命題と範疇と定理 世界はこれで解決済みだ。

作者: 舜風人

思想の現代における位置づけとはなんだろうか?


それは哲学の可能性と、限界性への定理でもあるのです。


以下の20の定理は、私がさまざまな氾濫する現代思想を読み解く際の私なりの自己基準として


脳裏に刻みこんでいる、いわば


わたしだけの「脳内基軸定理」です。


私の定理が


正しいか?


間違っているか?



それは読者であるあなたのご判断におまかせします。





定理1


認識は言語であり言語を介さない認識はできない。



定理2


その意味で、哲学は言語操作である。



定理3


しかし、非言語的な認識も可能である。直感、予感、ヴィジョン。



定理4



表象は言語化することでしか認識されない。



定理5


つまり、表象は言語化によって言語操作(遊戯)となる。



定理6



公理、公式、原理は常に外在化させられるがその本質は内在化であり

したがって、異公理、異原理、異公式が必ず存在しうる。




定理7


諸学の定立基盤は、絶対的な言語への信頼性及び依拠から成立している。




定理8


物自体、イデア界、神、といった絶対的存在は言語範囲の埒外にあるとされるから

人間は認識もできないし表現もできない。つまり存在するかどうかを言い表せない。



定理9


形而上学メタフィジックは言語操作であり、いわば無意味な言語遊びである。



定理10


表象世界の事態は、生起、流転、消滅を繰り返す。




定理11


思想とは、表象意識を追求する学である。

本質学でもないし、ましてや物自体学でもない。



定理12



表象世界は柔構造であり、変化、溶融、昇華,を繰り返す。




定理13


名付けなければ、何も実存しない。名称化することが思想であり、哲学だ。

人は名づけることでしか意識化できない。







定理14


と、同時に、人は表象世界への能動化(働きかけ)で我にとってそれが実在することを知る。

自然の加工、自然の利用。




定理15



ということは、人間存在は実存的であり、能動的である。









定理16



時間という意識    空間という意識


その二つの意識で人は、表象世界を認識する、

つまり、それが無いと認識できない、

だからと言って時間や空間が実存するかどうかは証明できない。








定理17


もし、言語をすべて取り去ったら、人は表象世界をどう認識するだろうか?

というか、認識は不可能である。

ただし、直観的な「ヴィジョン」として感じることはできる。






定理18



それはまさに、世界が先か?我が先か?

という真贋論争になる。

私は世界内存在なのか?それとも、対世界外存在なのか?







定理19


定理、公理、公式というモノどもも、あくまでもこの我らの表象空間に於いてのみ、通用する

仮想通貨?みたいなものである。その仮想通貨が無いと人は表象を意識できないから。








定理20


言語無しでは,人は表象することも、意識することも、ましてや、認識することもできない。


そういう意味では人間認識はあくまでも言語依存症?であり


人間認識は言語的な地平線からの超越は決してできない。



学問としての、それが限界点である。






それより先に進むには?


もはや超学問であるところの神秘主義しかないのである。




「考えるのではなくて、体感しなさい」


「見るのではなくて、観じなさい」


「言語を捨てて、即身同化しなさい」





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