(4)神様のオススメは良いもののようです
やっと、転生してくれた。
ここまで長かったなぁ…
色々調べたり教えてもらった情報を総合した結果、大枠のカテゴリーでチートを取ることも可能だという事がわかった。但し大枠で取ると数種類をまとめて内包する形になるため初期ランクが下がり、ランクの上限も下がる傾向にあるらしい。
表で見ると
特化 小枠 大枠
神級チート:初期Sr400/上限なし 初期Sr200/上限なし 初期Sr100/上限なし
英雄チート:初期Sr250/上限999 初期Sr120/上限800 初期Sr50/600
天才チート:初期Sr150/上限500 初期Sr70/上限400 初期Sr30/300
秀才チート:初期Sr90/上限99 初期Sr40/上限99
才能の所持:初期Sr10/上限99
ランダム才:初期Sr0/上限99
後天的努力:初期Sr0/上限75
初心者:Sr1~、かけだし:Sr10~、平均:Sr20~、ベテラン:Sr30~、一流:Sr40~、超一流:Sr50以上
なんでもSrは10ほど下の相手なら2人まとめて相手にできるくらいの技術差があるらしい。
一流ランクなら、かけだし8人をまとめて相手にできるということになる。
実際の戦闘では立ち回りや身体能力の差なんかもあるので、勝敗はわからないけど計算上はそうらしい。
そう考えると上のチートがというのがいかにぶっ飛んでるかがよく分かる。
英雄チート以上は大枠でも超一流ランクだし、チートで一番低くても初期がベテランクラス、特化型なら更に酷い。
神級チートで超能力を取れば、超能力全解禁状態でも、初期ランクが上限突破してるから、超人生活ができそうだ。
魔法で言うなら、大枠は全種類の魔法、小枠は魔法系統、特化はその系統の1種類、といった感じだ。
神様と相談しながら新しい自分を作っていく。
「ふむ、こんなもんかの?」
世界:エルディアラート世界のヒューマン種
出自:ジルド皇国の貴族/長子
スキル:超能力全般(大枠):超能力が全て使用可能:Sr100/∞
魔法具作成(小枠):魔力のこもったアイテムを作製できる:Sr120/800
武芸全般(大枠):肉体系戦闘術全てが使用可能:Sr30/300
属性魔法(小枠):人間種固有の属性魔法の全属性を使用可能:Sr40/99
「さて、あと一つ、どうしましょうか」
「こうして見ると特化しとるのが一つもないのぅ、これでは鍛練が大変そうじゃな」
「鍛練が?」
話を聞くと枠を広げるのは初期ランクが下がるだけじゃなくて、ランクアップに必要な経験も2倍ずつ変わるらしい。
まぁ、才能やチートを持ってる技能は上がりやすいらしいけど、大枠の1ランク上げる鍛練で特化型なら4ランクは上がるらしい。
…先に言って欲しかった…まぁ後悔はしないし、しても仕方ないけど…
とりあえずあと一つは、修行に役に立ちそうなものが良いかもしれない。
「そうじゃのう、この『並列思考』なんてどうじゃ?」
並列思考Sr10/99:複数のこと(異なる2つの魔法の維持など)を同時に制御できる。レベルに応じて自動化/複数化が可能
「体を鍛えたり剣を振りながら魔法とかもつかえるぞい、これなら2倍の時間鍛練ができるじゃろう」
なるほど、かなり良いかも、しかも日常でも戦闘でも使える技能だ、さすが神様。
「じゃあ、これでお願いします」
「ふむ、では転生準備に入ろうかのぅ、奥の扉から先に進めば自動的に転生が完了するが、何かほかに希望はあるかのぅ?」
そういえば、転生物でよくあるパターンだけど、コレは聞いておいたほうがいいな。
「そういえば前世の記憶なんですけど、生まれた時から持ってるんでしょうか?」
「そこは調整で変更も可能じゃが、変えておきたいのかのぅ?」
「できれば、3歳くらいで記憶がもどるような状態にして欲しいんですが…」
さすがに今の知力で赤ちゃんやるのは、色々と辛い気がする。
この歳でおむつとおっぱいプレイはさすがにキツイ…
「ふむ、了解じゃ。では全能力の発現は3歳時に設定しておくから、そろそろ転生準備に入ろうかの」
さっそく転生用の扉の前に歩いていく。
おっと、くぐる前に貰った眼鏡をかけてから、扉をくぐる。
いよいよ新しい人生がスタートするんだ。
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その頃…
「おや、妙な負荷が入ったのぅ。まぁ、さすがにあのレベルのチート4つは初めてじゃからなぁ、過重負荷くらいはあるじゃろう」
これは中級神様も天使さんも気が付かなかった事だが、天界の道具は全て神器であり、それを融合させて転生するということは、神の欠片を魂に刻むということ。
それがどんな結果をもたらすのか、それこそ神のみぞ知るといったところだろう…気がつけばだが…
何はともあれ、転生は完了してしまった。
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あらためて、初めましてです。
僕の名前は『ディレット=ドゥ=エスクランス』
『ディル』と呼んでください。
3歳になって、前世の記憶と天界での出来事を思い出した僕は、記憶の統合が落ち着いてから、まず最初に鑑定能力を自分に対して使ってみることにしてみました。
名前:ディル|(ディレット=ドゥ=エスクランス)
性別:男
種族:人間種
年齢:Age3
所属:ジルド皇国
職業:貴族の息子
レベル:Lv1(正常)
補正値(元値)
HP/生命力:1400/1400(40)
MP/精神力:10498/10500(40)
攻撃力/力:42/42(6)
防御/体力:42/42(6)
命中/器用:122/122(6)
魔力/賢さ:42/42(6)
回避/敏捷:42/42(6)
SKILL 超能力:Sr100 全超能力使用可能。特殊補正Lv4:超能力使用のMP消費なし
道具作成/魔道具:Sr120 魔道具を作成。器用Sr÷3、特殊補正Lv3:精神x15
武芸全般:Sr30 肉弾戦闘万能。身体能力4つをSr÷2、特殊補正Lv2:生命x10
魔法/属性魔法:Sr40 全属性魔法が使用可。賢さSr÷3、特殊補正Lv1:精神x5
第六感/思考/並列思考 Sr10:SR÷5+2つの思考を同時に制御するか、
または、SR÷10個の自動演算可能。賢さSr÷4
魔眼/鑑定眼Max あらゆるモノの情報を確認可能。MP消費型
神の欠片Lv1 ステータス隠蔽。生命力と精神力に+100する
天使の加護 最終計算時に能力系の基本ステータス5つを2倍にする
うん、ちょっとドン引きした。
というか予定になかったスキルが付いてるけど、なんだろうこれ…
鑑定眼というのはあのメガネの影響だよなぁ、Maxって最大レベルって意味だろうか?
それに天使の加護というのはお姉さんの影響なんだろうと思うけど、神の欠片って、どこから来た?
ステータスも色々酷い、あまりにも元値と補正後の差がありすぎる。
屋敷を警護してる衛兵さんの平均が50~60だったからそこまで酷くないだろうとか思っていたが、身の回りの世話をしてくれるメイドさんの平均が30程度なことからすると、3歳児で訓練した大人並みだと考えられる…
これはちょっとまずいかもしれない。でも強くはなっておきたいし…どうしよう…
子供らしい動きしかできないようにしながら鍛錬するには……そうだ、修行といえば養成ギブスとか重力修行だよな!
超能力で体に負荷をかけながら日常を暮らせばそれが修行になるはず。
試しにいくつか超能力を使ってみたけど全て問題なく使えたみたいだ。
これならあの修行もできるはずだ。
それでは、いよいよ本番。 並列思考の自動思考を使って、常時念動力で擬似重力を、身体にかけて見ることを試してみよう。
「孫O空に倣って、とりあえず10倍から試してみよう」
っ!!
起動させた途端、いきなり視界が真っ暗になり立ちくらみが起こった。
耳鳴りがひどい。
おまけにバランスを崩した気がする。
これ、まずい。
倒れた時にまた、ものすごい衝撃!
「ぐはっ!」
すぐに解除、死にそうになった。
アレ、ヤバイ。
衝撃のおかげで反射的に解除を行えたから良かったが、下手すれば死んでたな。
フラフラの体にPSIヒーリングをかけながら立ち上がる。
「無理、死ぬ。これ、ダメだ」
ダメージの影響で片言になってしまったけど、しばらくするとヒーリングのおかげで、落ち着いてきた。
10倍は無理があったみたいだ、すごいなO空。
これは、2倍あたりから少しずつ試したほうがよさそうだ。
しばらくして落ち着いてから、今度は慎重に擬似重力を試してみる。
2倍にすると体がガクンと重くなったが、動けないほどじゃない。
これならいい鍛錬になりそうだ。
とりあえずこの状態で、日常生活に支障がないようにできれば、強くなれそうな気がする。
重力をかけたり、ヒーリングしたりしてるけど、これだけ便利な超能力に消費が無いって、やっぱり反則だよなぁ。
次回、修行、空腹、パティスリー!
参考に
普通は鍛練をしていない真っ当な6歳児の平均
HP/生命力:70《(成長期の年齢+Lv)x10》
MP/精神力:70
攻撃力/力:11~13(成長期の年齢x2±1)
防御/体力:11~13
命中/器用:11~13
魔力/賢さ:11~13
回避/敏捷:11~13