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日用品って大事だと思う  作者: タコンブ酢
一章スキルの自覚
9/20

日用品の新たなスキル

久しぶりの投稿です。

「どうだったかね?心の世界は」


「……………………」


「ふむ、まだ声が出ぬか………」


「……あっいえ、そのちょっと疲れて」


「ふぅむ、普段せぬことをしたからな疲れるのも無理無い」


ふぅ確かに疲れた、未だに現実感が湧いてこない。


「ふぅむ、次の者が私を待っておるのでな、まだ意識が薄いだろうが

退室願おうぞ」


うん、俺も早くスキルの確認をしたいし、まだ寝惚けた感じだけど……まぁ帰るか


「それじゃあ、帰ります。今日はありがとうございました」


「うむ、また来るが良い私はいつでも大歓迎だぞ」


さあ早く帰らなきゃ、俺は受付のシスターさんにお金を払い城を出た。


「帰りに露店街で色々買って行こ♪」


早く旨い焼き鳥やトウモロコシを食べたい。

その思い一つで体は自然と加速して行く。

頭が食べ物で一杯になった時、どんっ!!という音がして

クルトは幸せな妄想から残酷な空腹と言う現実に戻されたのだった。


「っヴぉい!!!お前この前もぶつかってきた奴だな、もう辛抱ならねぇ

ちょっと来い、お前にこの町の礼儀ってもんを教えてやるよ!!」


そう言って無理やりクルトの腕を掴み裏通りに引きずって行った。

クルトは逃げ出すことも出来たがいい機会だ、と対人戦闘の練習台にすることにした。

何事も練習が大切だ。


複雑な思考をしているといつの間にか人っ子一人いない薄暗い裏通りに移動していた。


「さぁ、い」


くぜ、とは言わずいきなり死角からのキックを繰り出してきた。

さすが三下、不意打ちとは汚い。

だから俺も少しずるすることにした。


死角にナイフを作り魔法で飛ばす、迫りくるキックは手に持つレイピアで弾く


「ちっ中々やるっっがああっっ!!!!??」


バカの背中に深々とナイフが突き刺さる

俺はすぐさまナイフを消滅させる


「ん?どおした?まぁいくぞ!!」


俺は白を切った。混乱している三下不良にレイピアを突き刺し

そのまま腹を蹴り距離を取った。


「がぁぁぁ!!!、ちくしょう!!一体どおなってやがっっ!!??」


そこのゴミの脳天に鉄で出来たタンスが降り注ぐ、

俺との戦闘で気を取られている中に仕掛けたのだ。


脳天を突かれた単細胞はそのまま気絶した。

死人に口無し、俺は止めを刺すことにした。

まずタンスを消してレイピアで心臓を刺す、更に肺と頸動脈を寸断する

ついでに頭も割っておく、不愉快な刺激臭が鼻を刺す。

匂いは水魔法で消しておく、返り血も水魔法で落とす

そして土魔法で地面深くに埋めて証拠隠滅

魔法って便利♪


俺は御機嫌で遠回りをして家に帰った。

食べ物のことはすっかり忘れていた。


「おかえり」


「ただいま」


グレンさんと軽い挨拶を交わして部屋に戻る。

ベットに腰かけスキル鑑定を発動させる。


レアスキル <血清>


 体内、体外全ての血液が極上の秘薬になる。

 その為超回復、身体能力の大幅強化、魔力増幅等が可能である。

 また秘薬の性質をある程度変化させることも可能である。


……予想通りだな、しかし魔力が此処まで増えたならそろそろ魔道書を買うか、

俺の魔法のバリエーション少ねぇーんだよなぁ、

何にしようかな、やっぱり結界魔法系かなぁ、うん安全第一だよね!


今後の方針が決まったし、まずはギルドで買い物だな

善は急げってな、最速でギルドに行くぜ!


増えた魔力を湯水の様に消費して一気にギルドまで飛んでいく。

たった一回のテレポートでギルドの近く、正確に言うとギルドの扉の前まで飛んだ

前々回の反省からだ。


重い扉を開きリリアさんに話しかける。


「こんにちは、魔道書が欲しいのですが」


「こんにちは!魔道書なら4階の魔法研究委員会にて販売中ですよ!」


次回「魔法と日用品」

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