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ナイショ☆の部活動〜2人だけの時間〜

作者: 和葉

今日は、始業式。初めて入る一味違った空間。私の中学校生活の始まりだった。



            



この学校に来たのは、私を含めて2人だけ。わたし永道 優と幼馴染の倉見 奈菜だった。


「ねえ、同じクラスになれるかな?」


「なれるといいね!!」


いつもどおり、こんな会話をしながら学校の門を通った。クラスの表がもう張り出されてい


た。私と奈菜のクラスは違ったが、一緒に帰ると約束を交わすと、各クラスに入っていった。


私は1組で奈菜は2組だった。私の隣はけっこうかっこいい男の子だった。名札を見るとそ


こには三上 優斗と書いてあった。


1時間目


「さっそくだが、自己紹介をしてもらう。それじゃあ相川から。」


出席番号順に呼ばれて自己紹介をした


「次は永道。」


「はい!私はXX小学校から来ました、永道 優と申します。趣味はバトミントンなどの運


動です。部活はそれを活かして、テニス部に入りました。よろしく。」


やっと終わった。こういうことは好きじゃない。軽く聞き流していると


「次は三上。」


「はい。僕はXX小学校から来ました三上 優斗と申します。趣味はアウトドアなど外で


すごすことです。部活はテニス部です。よろしくお願いします。」


(彼もテニス部〜?!)


テニス部は部員が少なくて学年で二人だと先生に言われていた。それが彼と私だなんて・・・。


「永道さんって、テニス部なんだ。よろしく。俺はさっき言ったとおりのとおり三上 優斗。


よろしく。優斗で良いよ。」


「私もさっきのとおり、私も優で良いよ。」


思っていたとおり。COOLで透き通ったような声。とっても美形な顔。私は一目惚れして


しまった。


授業が終わり部活の時間。彼に誘われ、一緒にいった。ちなみに奈菜はバスケ部だ。


はっきり言ってやる気がなかったのに彼が一緒の部活だと知って初めてやる気が出た。


バトミントンの部活が無く似たようなものなどで入ってみたが実際は違った。


少しドキドキしたのは、この学校は広いので各部に部室が3部屋ずつあって一学年ずつの


使用だったからだ。でも彼はまんざらでもなかった。


「はぁ。疲れた。」


私がそう声をあげていると


「優。おつかれさん。これ、おごり。」


「あ、優斗。ありがとう。」


彼のやさしさが心にしみた。


「優斗ははテニスうまいんだね。びっくりしちゃった。」


「今度教えてやろっか?」


「ええ?いいの?」


うれしくてたまらない彼からのお誘い。行き先は近くの公園だった。


部活も終わり帰る時間。奈菜を待っていると


「ごっめ〜ん。もうちょっと部活かかるからさき帰ってて。」


しょうがなく一人でとぼとぼ歩いていると


「ゆう!」


優斗だ。なんかうれしさが沸いてきた。


「どうしたの?」


「いっしょにかえろうとおもってさっ(^−^)」


「あっ。ありがと(///)」


まだ学校初日なのに、学校に行くのが楽しみになった。


「今度のおでかけ、私がお弁当作るよ。楽しみにしてて☆」


「なんかわりいな。」


「いいいんだよ。料理も好きだから。」


そういって彼と別れた。


〜次の日〜


「昨日はごめん。」


朝からそういっていたのは奈菜だった。すると後ろから


「おはよう!優」


「あ、おはよう優斗!!」


「だれ?」


「ああ、私の隣の席の三上 優斗。」


「よろしく。」


「こっちは私の幼馴染の倉見 奈菜。」


「私こそ、よろしく。」


奈菜も挨拶をした。私は奈菜に行っておきたいことがあった。声のボリュームを下げて奈菜に言った。


「今度彼と出かけるんだけど、親に奈菜と行くって言っちゃったんだ。」


「OK!まかせて!何とか言っとくから。邪魔しちゃ悪いから先行くねがんばって!!」


小声でそういうと奈菜は去って行った。さすが奈菜だ。私のことなら何でもお見通しだ。


「どうしたんだ?あの子?」


「あっ、ううん。なんか、その、あっお手洗い行きたいみたいははは。」


「?」


〜帰る時間〜


奈菜は今日も帰れないらしいので彼と帰った。こんなことが一週間続いた。



〜一週間後〜



彼と帰っていると彼が


「公園の件なんだけど今週の土曜日にしない?」


「別にいいよ。あ、そうだお弁当の中身何がいい?」


「そうだな〜から揚げがあればいいや。」


「OK!!まかせてちょうだい。」


そうのりに乗っていると、彼が一通の手紙を私の手において


「じゃあな。」


と言って去ってしまった。家に帰ってからその手紙を開けてみた。



優へ


いつもテニス頑張ってるな。早くうまくなれるように頑張ろうゼ!


それと今度の弁当よろしくな。それと



そんな頑張っているお前が大好きだ。付き合ってくれ。返事は明日、朝お前のうちへ迎えに行


くからそのときに。



                               by優斗









































「へ?」



びっくりしてしまった。声が出なかった。うれしかった。異論化言葉が重なる中で、朝が来


てしまった。家族にばれるとやばいので家の前で待っていることにした。


「おはよう。」


声をかけてきたのは奈菜だった。


「ごめん今日も・・・。」


「はいはい。がんばれよ!」


まだ信じられなかった。


(お前が大好きだ)


(///)


「ゆ・う!」


彼がいた。


「昨日は突然ごめんな。今度のお出かけは彼氏と彼女という関係ですごしたかったんだ。それ


で答えなんだけど・・・。」


私は、言葉が詰まったが思い切ってこういった。

















「私も優斗が・・・。大好き!!」

















優斗もびっくりした表情を浮かべていたが静かに口を開いた。


「俺と付き合ってください。」


「・・・。はい。(///)」
















「は〜よかった。俺実は小学校のときからお前のこと見てたんだ。お前は知らなかったかもし


れないけど。他の学校だったけど、林間学園で会って一目ぼれしたんだ。」


「そうだったんだ。」


「早く行こう。」


彼に差し出されたてはとても暖かかった。



〜土曜日〜

お出かけも楽しく過ごせた。お弁当もおいしいって言ってくれた。とてもうれしかった。




〜月曜日〜


奈菜が気を使ってくれて彼と登校する事にした。いろんなことを話して笑った。



部活の時間


私と彼は1年生テニス部室に入っていく。その中では・・・。




















               ☆2人だけのナイショの時間☆




どーも和葉です。そういえばこないだお便りをいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

できれば感想を送ってください。とても励みになります。

みなさんよんでくれてありがとうございました。

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