あね
初めての前書きとなりました!作者のmagicです。
前書きって何書いたらいいの?と思っていた為、書いてませんでしたが、試しに書いてみる事にしました。
前書き
無事、入学式を終え、教室に向かった異蛇。そこで待ち受けていたのは異蛇最悪の相手の姉!?
「ねーちゃん……。」
呆れ顔になる僕を見つめる前の女の子。それが血を分けた双子の姉。そして最悪の相手。
名前は真那愛姫。改めて両親のネーミングセンスの無さを痛感する。髪は親父が持っていた紅髪を持ち。長く伸びたそれをポニーテールに結んでいる。昔から変わらない髪型だ。目の色は髪より薄い赤色の瞳を持っている。案外、まともな顔をしている。
とりあえず、血を分けた姉が最悪の相手だか、説明しよう。姉とは中学に入る頃に別れて暮らす事になったんだ。理由は僕の両親が交通事故で亡くなったから。姉は親戚に引き取られた。流石にその親戚も二人の面倒を見る猶予はなかったらしい。嬉しく思いながら僕は別の親戚に引き取られた。そして高校に入ると同時に通学の関係で元々住んでいた家に帰って来た。ねーちゃんは居なかったけど。まあ、と言う訳で再会は三年ぶり。
え?それじゃあ最悪の説明になってない?そうだね。何故最悪かはねーちゃんは非常に怖いんだ。暴力に物を言わせたら教師だって相手にならないぐらいだもの。だから別々に引き取られる事になった時は嬉しかったんだ。そのねーちゃんとまさかこんな形で再会するとは……。運が無いと云うか、何というか……。呆れ顔にもなるって。とりあえず事情を聞く事にしよう。
「なあ、ねーちゃん何でここにいるんだよ?」
「それはこっちの台詞。こんな変な学校、あんた来ないと思ってたもの。」
「変な学校?」
そんな話聞いた事無い。
「この学校、変わった奴らが集まるらしいのよ。面白そうだからここに来たんだけど。」
そういう噂が広がるから、そういう考えを持った変な奴らが集まるんだ。
「まあ、あんたもここに来たんなら変な奴って事よね。」
僕は普通の人間です!
「さて、そろそろ教室に戻ろうかしら。」
はっ!?そんな声を上げてしまいそうになってしまった。初日から別の教室に堂々と忍び込み?いや、押し込み平然と誰のだか判らない席に座り喋る。この人も随分変わってると思う……。
「あんたをたまたま見かけたから来てやったのあたしの教室は一個前の一の三組。」
読者様、すみません僕の寝ぼけた頭の所為で組を言うのを忘れてました。まあ、お察しの通り、一の四組です。実際は四なんて演技悪いから口には出したくなかったんだけど。あ、ちなみによんくみではなくしくみですから。
「あ、それとあの家にまた住む事にしたから。」
は?とももう口に出すことも面倒くなる位、何事も唐突だ。この人は。
とりあえずいいえと答えると入学当日から己の血を見るのでいいよと答える。多分、もの凄く感情、籠もって無いんだろぉな。この声は。
ねーちゃんが出て行った直後、前の席に(多分)本当の持ち主がやって来た。さて、話をしますかな…?
と、思ったが初日だし止めておこう。責めて自己紹介を聞いてからだな。
それから暫くしない内に担任がやって来た。名前は古谷だとか。下の名前は……、確か、海斗だった。無論、男だ。見た感じ去年、一昨年辺りに教師になったかのような若さだった。その教師の意思で入学早々自己紹介を行う事となった。