弓術の流派ーー月弦流について
【第六の流派:弓術の流派――月弦流】
第一の型 静月:月夜に溶け込むような沈黙の一射。
第二の型 影抜:影を穿ち、物音も立てぬ矢。
第三の型 弦鳴:鳴弦と共に撃ち払う警告の矢。
第四の型 飛霞:霞を割るがごとき速射の術。
第五の型 双星:一瞬に二矢を放つ双撃の型。
第六の型 貫月:月をも貫くかのような貫通矢。
第七の型 追風:風に乗せる遠射の妙。
第八の型 乱霞:乱れ撃ちで敵の視界を塞ぐ。
第九の型 空音:音なき空気を裂く無音の矢。
第十の型 翔破:宙を翔ける敵を撃ち落とす対空術。
第十一の型 月影落:月影を狙うように静かに落とす狙撃。
第十二の型 千弦:連射によって空を埋め尽くす。
第十三の型 無声:音も気配も無く放つ精密射。
第十四の型 残光:矢光の軌跡を残す幻惑の技。
第十五の型 遠雷:遠くの敵へ雷の如く放つ速射。
第十六の型 矢雨:降り注ぐ矢の雨で面制圧する陣技。
第十七の型 響月:弓音が月夜に響く必中の構え。
第十八の型 弦華:弦に咲く一輪の花のような優美な一射。
第十九の型 落星:空から星が堕ちるように敵を討つ。
第二十の型 月弦終夜:終夜放たれる矢の舞。流派最終奥義。