表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【詩】白紙の人生

作者: 藻野菜

いつも誰かになりたいし、

自分の人生はつまらない


好きなものだけを描きたいし、

めんどくさいことはやりたくない


ずっとそう思ってはいたけど、

甘くない社会も知ってるから


踏ん張って食いしばって、

頑張ってきた、でも、


元々ほとんどなかった自信とプライドは、

ここ数年でズタボロに


やっと障害乗り越えたところに、

常に吹きつけた向かい風


いつだって自分の人生を彩る絵の具は、

周りのみんなより少なくて


みんなが描き始めているのに

自分だけは色を探してた


僕の人生はまだまだ白紙

そう思って過ごしてる間に


周りのみんなの人生はカラフルに、

今更描き始めたって追いつけない


あの人の人生は綺麗な花吹雪

僕の努力はいっつも空振り


あいつの人生はキラキラな万華鏡

僕は何も成し遂げてない現状


僕は人より劣ってるって、

ただ運がないだけだって


何にもできないから仕方ないんだって

そうやってずっと言い訳し続けたい


このまま天からの迎えを待つくらいなら

自分から行ってやろうかな


そんなこと考えてもみたけど、

結局勇気は出なかったし、


周りには色鮮やかな友達とか

僕に色をつけてくれた人たちが


そんな人たちがいてくれるなら

少しだけ分けてもらって頑張ろうかな


いつだって自分の人生を彩る絵の具は、

周りのみんなより少なくて


みんなが描き始めているのに

自分だけは色を探してた


どれだけ時間が足りなかったとしても

下手くそな人生しか描けなくても


周りに人がいるなら

筆を取り続けてもいいかな


運命論ってものを信じてしまう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ