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異世界転移?ふざけるな!  作者: 力なき脳筋
異世界転移?ふざけるな!
99/222

憤怒の化身として試練の守護者

神殿めいた空間に踏み入れたスバルとシルフ。

そこに現れたのは――砂で構成された巨大な“人の顔”。


「出てきたか……なあ、こいつ俺に任せてもらっていいか?」


『うむ、承知した。我が盟友の力、存分に振るうがよい』


(それにしても、こいつ俺ばっかり狙ってくるな……)


この試練でスバルは《獣化:憤怒の魔人》を発動中。

その状態では――

- 自身のスキルは封印

- 装備効果も反映されない

- 代わりに、“ハルコン”の高ステータスが完全に上書きされる


つまり、無理に小技を使わずとも、体そのものが“武器”なのだ。


砂顔は周囲の砂を操り、空間を断ち切るような攻撃を

仕掛けてくるが、ハルコン由来の高防御の前では無力。


「ラースフレイム!灼熱地獄!」


黒炎と湧き上がる火の奔流が一帯を焼き尽くす。


『おい!こっちにも火が飛んできてるぞ!』


「俺の炎は基本、無差別だからな!」


『……お、おう』


砂顔は戦術を切り替え、突進・噛みつきなど接近型へ変化。

それに呼応するかのようにスバルは次のコンボを叩き込む。


「麻痺吐息、体積倍増、ラースブラスター!」


《ラースブラスター》は、被弾蓄積によってチャージされ、

ダメージを食らうほど“超火力”のカウンター技になる。


そして今、スバルはその条件を満たしていた。


激しい咆哮のあと――砂顔が崩れる。

一面に散らばる砂粒だけが残った。


『見事だ。我が盟友よ』


「さっきは悪かったな」


『さっき?』


「ラースフレイムの件。ちょっと火が回ったかも」


『あれか。問題ない。戦場の余白は気にせんでよい』


「ならさっさと戻るとしようぜ」


『うむ。新たな魔法陣が展開されたようだ』


スバルとシルフは、神殿に現れた転移陣へと足を踏み入れ、

光に包まれながら――NPCギルドへと帰還していく。

高評価、拡散、ブックマーク

その他もろもろお願いします


最新 2025/07/21

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