再開の友人
今話から、主人公サイドが「」で、
他の人たちを『』にしていきます
子供チーターに対して拳と剣で“ゲーマー魂”を
語ったスバルは、偶然その場に居合わせた理沙との再会を果たす。
理沙は、司令塔でありストッパーでもある親友だった。
「ねぇ、守春?そのスキル、まず切ってくれない?」
「おっと、すまんな。さっきまでガキどもを
しばいてたからな。《バーサーク》、かけっぱなしだった」
スバルは発動中だった狂戦士を静かに解除する。
「そのスキルって、防御力が半分になるって聞いたけど
……守春はいつもフルで使ってるの?」
「いや、火力欲しいときだけ使う。基本は切り替えている」
「でもさ、防御下がるのに、そんな軽い運用でいいの?」
「俺は“神”から《絶対防御》を授かってな。
賢さは1になるが、防御力が2倍になるパッシブだ。相殺されてるわけよ」
「つまり、バーサークで防御半減しても、元の防御力になるだけなんだ!」
「そうだ。結果的に、絶妙にかみ合った」
その後、消えた《成長数値倍化》スキルについて情報共有を進める。
それは月額課金による期間限定スキルだったことが確定する。
「マジか……そうすっと、あいつらより一段損してるな」
「そうでもないと思うよ。ステータス自体はしっかり伸びてるし」
「……そうか、確かに、損だけではないな」
理沙は改めて提案する。
「そういえば、僕とパーティ組んでくれる?」
「おっ、お前がいてくれりゃ心強い。俺の方こそ頼むぜ」
2人は固い握手を交わす。
「ちなみに、この世界でも俺の名前は《スバル》だ。カタカナ表記だけどな」
「ふふ、スバルね。わかった。僕は《ケイ》って呼ばれてる」
「で、ギルドはどうしてる?」
「いろいろあって、自分で作った。……つまり、ギルマスってやつだ」
「いいね、それって面白い!」
「お前も入るか?あと二~三人は欲しいと思ってたところだ」
「うん、僕も入るよ。あとね、さっき言ってた《狂戦士》使いのアレンも入れていい?」
「もちろんだ。ひとまず、そいつも含めて7人で動いていこう」
ケイ(理沙)がアレンをギルドに招待し、脳筋帝国ギルドは7人に拡張された。
脳筋帝国ギルド現メンバー
スバル(脳筋/ギルマスター)
ケイ(双剣士)
ゲイル(大盾使い)
ライラ(狩人)
クロノス(戦士/魔法剣士型)
テリス(最上位魔術師)
アレン(武士)
(あれ……剣士系が意外と多いな)
「これが現時点でのうちのギルド構成だ」
「……魔法系、少ないね。僕もちょっと使えるけど」
「まぁ、そこはどうにでもなる。スキル連携でカバーできるしな」
「じゃあ、一旦ギルドホームに案内するわ」
「おぉ、ここって……ダンジョンのとこじゃん!」
「ふふん、あれは俺のダンジョンだ」
「ほんとにスバルは想像の斜め上を行くよね」
「誉め言葉として受け取っておく」
こうして、スバルとケイは正式なギルドメイトとなり
脳筋帝国へと歩を進める。
帝国の門は開かれ、新たなメンバーの加入により、
次なる物語が動き出そうとしていた。
今後は、イベントなども入れていきたいです
今後も応援お願いいたします
最新 2025/07/19




