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異世界転移?ふざけるな!  作者: 力なき脳筋
異世界転移?ふざけるな!
66/222

新しい力と、帝国完成

「気をつけろよ」という成神の忠告は、

スバルの頭に引っかかっていた。

だが今はそれよりも――魔王の大剣を試すべき時だった。


場所はゲーム内の2階層ダンジョン。

スバルは四層・五層に属する

雑魚モンスターたちの“事前スカウト”を進めていた。


ターゲットは、配合進化に使えそうな素材枠のモンスター。


しかも大剣の性能確認もかねて、戦闘は全力で行っていた。


魔王の大剣に備わったスキルを順に確認する。

- 体積倍増:刃が巨大化し、リーチ延長&ダメージ2倍

- 重量化:振るたびに威力が増し、耐久を削るタイプではない

- 武器変化:まさかの盾化。攻防バランスの切り替え可能

- 二刀流:大剣が分裂し、両手持ちに。超重量コンボが可能

- アクセサリー化:小型化して装飾品に変化。武器枠を空けられる

- 神殺し:効果不明

- 全身全霊切り:超倍率斬撃。


(……神殺しってどう作用するんだ?でも、それ以外のスキルは文句なし)


実際、《ジュエルハンド》と《素手喧嘩(ステゴロ)》が外れるため、

攻撃力は210も下がるのだが――それでも全身全霊切りの一撃で、

同等かそれ以上の火力が出せていた。


(常識がねぇなこの剣……ほんとにやばい時だけ使うか)


そして、スバルはテイム体制に切り替えた。

魔王の大剣をアクセサリー化し、

武器スロットを空けて《ジュエルハンド》+《ステゴロ》を再装備。


テイムの打撃調整用に、《パワーサクリファイス》も加えた。


(この編成ならいける。スキル倍率で削って、スカウト範囲に落とす)


モンスターたちは驚くほどスムーズに捕獲されていき、

予定通りの素材枠がどんどん埋まっていった。

ふと――思い出す。


(あいつら、どうしてるかな)


“あいつら”とは、クラスメイトたち。

異世界での遭遇は今だゼロ。

街でのイベントも、神話級の戦闘も、ムジナとの接触すら、彼らとは無関係だった。


(巻き込まれてないといいんだが……)


脳筋帝国の準備は、着々と進んでいた。

モンスター配合のタイミングは、まもなく訪れる。

スバルは地上を見上げ、拳を握った。


(ここまできた。次は、帝国を“完成”させる)

長かったぁ~ひとまず区切りがついたので

次回以降の数話を理沙視点にシフトします

高評価、拡散、ブックマーク、

感想、レビュ―頼みます


最新 2025/07/19

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